2018-0325
加工保存技術の格段の進歩や味の探求の努力の結果ではあるが、ラーメンは日本人の食生活にとって欠かせない存在であることは言うまでも無い。「人類の口の永遠の友とうたわれた」との表現もあながち間違っていないとも評せる。それでは多種多様な味わいが展開される昨今のラーメン界隈において、ラーメンを食する人にはどの味がもっとも好まれているのだろうか。マルハニチロが2018年3月2日に発表したラーメンとチャーハンに関する消費者実態調査の2018年版から確認していく(【マルハニチロ、「ラーメンとチャーハンに関する消費者実態調査2018」】)。
今調査の調査要綱は先行記事【専門店、ファミレス、それとも自炊? ラーメンやチャーハンはどのようなルートで食べられているのか(最新)】を参照のこと。

次に示すのは普段からラーメンを(外食、中食、内食を問わず)食べている調査対象母集団において、どの味のラーメンが好きかを複数回答で尋ねた結果。択一、つまり「一番好き」では無いので、例えば「醤油と味噌と豚骨と塩、全部好き」との回答もありうる。


↑ 好きなラーメン(複数回答、2018年2月)

最上位は醤油味で59.6%。ラーメンを食べる人の6割近くは「醤油ラーメンが好き」と認識していることになる。続いて味噌味、そして豚骨味が続き、さらに塩味が4割強。袋のインスタント麺では醤油・味噌・塩の3パターンが定番で、豚骨はカップ麺の普及とともに浸透してきた感はあるが、味の好みの上では塩よりも豚骨の方が上のようだ。

続いて担々麺、そして今流行りの魚介系やつけ麺が名前を見せる。タンメンや酸辣湯麺などは支持者は少数。名前を知らない人はほとんどいないだろうが、普段からよく見かけるか否かの点で、上位陣とは差がついてしまうのだろう。

一方、ラーメンの味は地域性が強いことでも知られている。そこで今調査では回答者の居住地域別に上位3位を抽出し、その結果を公開している。それをグラフにまとめたのが次の図。4種類で全地域の上位3位が網羅されており、過半数を占めた4種類の味への支持は、順位はともあれどの地域でも変わらないこともうかがえる。

↑ 好きなラーメン(複数回答、2018年2月)(各地域別、上位3位まで)(空欄は4位以下)
↑ 好きなラーメン(複数回答、2018年2月)(各地域別、上位3位まで)(空欄は4位以下)

それぞれの地域性、名物のラーメンがイメージされる結果が出ている。例えば博多は豚骨ラーメンがよく知られているが、そこを含む九州・沖縄地域では豚骨を好む人が他地域と比べて圧倒的に多く、トップについている。北海道・東北では醤油以上に味噌が人気で塩も人気がある、東海では豚骨がトップだが醤油・味噌ともにほぼ同率の支持率など。4位以降の動向が是非とも見たくなるような動向には違いない。