生理ってじつは女性だけのものじゃない。

そう感じさせてくれたのが、イギリスのタンポン販売会社が発表した、トランスジェンダーの男性モデルをキャンペーンに起用したニュースです。

身体は女で、心は男。トランスジェンダーモデルが生理を語る

イギリスを拠点に、タンポンやナプキンなどの生理グッズを毎月宅配で届けてくれる「Pink Parcel」がローンチした「I'm on(私、生理中よ)」キャンペーン。

生理へのタブーを取り払い、堂々と自由に話せるような社会を目指したこのキャンペーンに登場したのが、23歳のモデルであるKenny Jones(ケニー・ジョーンズ)です。

なんとケニーは、身体は女性として生まれ、心は男性のトランスジェンダー。

「心は完全な男性である自分に生理は必要ない」との思いから、性転換手術を受けることを決心しました。

手術を終えたいまでは毎月出血することはなくなったけれど、ときどき生理痛に襲われることを告白しています。

生理になるとものすごく攻撃的になってイライラしてしまう。とにかく早くときが過ぎ去るのを待つだけなんだ。

彼のような元女性、もしくは元男性のトランスジェンダーはもちろんのこと、男性と女性の間を自由に行き来するジェンダーフルイド、男女両方の生殖器を持って生まれてくるインターセックスにとっても、生理に関する話題はデリケートなもの。

「女性 = 生理」と割り切れないからこそ、もっと複雑な思いがあるのかも。

「生理に対して羞恥心を持つのはもう終わりだ」

男性のトランスジェンダーモデルを起用するという、これまでに類を見ないほどインパクト大の「I'm on」キャンペーン。

モデルとして参加することを熱望していたケニーですが、その理由を次のように語っています。

生理は恥ずかしいものっていう思い込みが、ますます生理についての話題から僕たちを遠ざけているんだ。「生理についてオープンに話そう」ってもっと訴えかけるべきだ。実際に生理を体験しているか、そうじゃないかに関わらずね。

生理って女性だけが経験していると思っていたけれど、性のアイデンティティが多様化しているいま、生理はもはや女性だけのものではないことを実感。ごく当たり前のように日常に存在するものなのです。

今回の「I'm on」キャンペーンをきっかけに、世界中で生理へのネガティヴなイメージが払拭されていきそうな勢いを感じます。

[METRO, ELITE DAILY]