就活や転職活動をしている方は、企業側がどんな理由で面接で落とすのか気になりますよね。今回、実際に企業で面接をしている方からの声を聞く機会があったので「どんな人を面接で落とすのか」を具体的に聞いてみました。そこから見えてきた、落とされないテクニックをご紹介いたします。

就活用のスーツやバッグは華美すぎないものを

当たり前のことかもしれませんが、就活用のスーツやバッグは華美すぎないものをチョイスしてください。ちなみに、とある面接官の中には「就活用のバッグがブランド品の時は、ちょっと厳しい目で見てしまう」という意見も……。

特に、新卒採用の面接の場合は「大学生なのに、何でブランドのバッグなんて持てるの?」と感じてしまうのだそう。この場合ブランドといってもハイブランドが該当するようで、高齢の面接官や男性の場合は「分不相応だ」と感じることもあるようです。先述のケースは極端ですが、お堅い業界や社風によっては、起こりうるので気を付けましょう。賢い人は、ブランド品でもロゴが悪目立ちしないものを選ぶそうですよ。品質の良いものを持つのは良いことですが、ロゴが悪目立ちしたり、カラフルだったりするものは避けた方が良いですね。

就活スーツに関しては、自分の体にフィットしたものが一番。ブランド品であろうとなかろうと、スタイルを良く見せることにお金をかけるといった方向で選ぶと良いかもしれません。

笑顔で挨拶

以前、企業の人事の方が「笑顔の人を採用したい」と語っていました。ルックスの良し悪しではなく、人生を充実しているか・日々目標に向かって楽しく過ごしているか等といったものは、笑顔に表れるのだそうです。

誰だって、一緒に仕事するなら人間的に魅力的な人の方が良いですよね?笑顔が苦手な人は、無理して笑うというよりも「楽しいことを思い出す」ことを面接前にしておくと良いかもしれません。

就活、転職活動中は落ち込むことも多いけど、常に口角は上げていましょう。

トイレでは大人しく

また、実際に面接をしている人の話によると「面接会場のトイレで大声を出して話す」のもNGとのことです。うっかり一緒に面接を受けた者同士で大声で話してしまったり、携帯電話で友達や親に大きな声で「今、面接終わったー!」等と話すのはやめましょう。面接は、面接会場のビルを出るまでが面接ですよ。

涙は流さない

「時々、“御社に入るのが子供のころから夢でした!”って言って、泣き出す子がいるんだよね……。そこまで愛を持ってもらえるのはうれしいけど、面接でそれをやられちゃうと、“うんうん、ありがとう。一緒に仕事は無理だけど、一生ウチのファンでいてね”って思っちゃうんだ」と面接を担当したことのある社員さんが話していました。面接という場所で、感情的になりすぎるのはビジネスパーソンとしての自分を下げる行為にもなりかねません。

普段から涙もろかったり、緊張すると泣いてしまうタイプの方は、何とか堪えて!

筆記は丁寧に

文字を書くときは要注意です。ある面接官は「エントリーシートの文字が読みにくい人は、それだけでコミュニケーションをする気がない人間だと感じる。どんなにくせ字でも、読みやすく、わかりやすくという気持ちで書いている人はわかります。本当にひどい文字の人は読み手にとって不親切だし、そんな人とは一緒に仕事しても困るのはこっちだなと思ってしまう」と話していました。

たとえくせ字だとしても、読み手に伝わるよう努力することは決して無駄ではありません。エントリーシートや履歴書は、あなたが二次、三次と試験や面接を通過していく際にも必ず見られているものです。誤字脱字に気を付けて、丁寧に書きましょう。

就活・転職活動を成功させるためのまとめ

面接では、今まで自分が頑張って取り組んできたことや、今後の就職後のビジョンが問われます。「とにかくお金がないから生活の為に働かなければ」というよりも「仕事をする上で、会社にとってどのように自分が貢献したいのか」「自分は働きながらどのように成長したいのか」を具体的にイメージして相手に伝えられるようにしておきましょう。

また、スーツやバッグなど身だしなみは清潔感を大事に。面接では、挨拶や笑顔を意識することも大切です。涙は厳禁!面接会場のビルの外を出るまでが、面接です。エレベーターやトイレで大声で話すのはNGですよ。

面接を成功させるためにも、エントリーシートや筆記はわかりやすい字で、丁寧に書きましょうね。