2013年にTBS系で放送された「夜行観覧車」の好演で一躍注目を集め、以降は映画やテレビにと立て続けに出演している杉咲花。

昨年は宮沢りえとの親子役で話題を呼んだ映画「湯を沸かすほどの熱い愛」で第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞したのは記憶に新しい。またソフトバンクのCMではコミカルな演技でも人気だが、そんな彼女が初めてとなる写真集『ユートピア』(東京ニュース通信社)を発売。その発売記念イベントが25日、東京・渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYAで行われ、写真集の魅力について語ってくれた。

昨年10月に訪れたというイタリアでロケが行われた同写真集。その理由を「編集部の方から「行きたい国はありますか?」と聞かれたので「イタリアに行きたいです」と答え、イタリアに決めりました。イタリアはご飯が美味しそうだったので(笑)」と笑いを誘い、実際に現地で食したイタリア料理は「全部美味しかったです!特に生ハムは絶妙でしたよ〜。パンと一緒に食べたらすごく美味しかったです♪」と満足そうに振り返った。

そのイタリアで撮影された同写真集を「撮影する時間を決めず、旅行中にシャッターを押し続けていただいたので、本当に旅行している感覚でした。なので素の自分がたくさん写っていると思います」と説明。自身がファンだという熊谷直子さんに写真を撮ってもらったそうで「熊谷さんはフィルムで撮られている写真家さんで、光の温かさやフィルムならではのざらついたところが好きなんです。手で触りたくなるような写真がたくさん詰まっていますよ」とアピールし、「自分で言うのも恥ずかしいですが、100点満点です(笑)。本当に自信を持ってお届けできるモノになりました」と自信を見せていた。周囲の反応としては「母に一番最初に渡しましたが、とても喜んでくれました。「とてもいい写真集だね」と言ってくれたので、良かったと思います」と満面の笑み。とは言うものの、共演者には「恥ずかしくて渡せてないです(笑)」と照れ笑いも「内心は是非見て下さい!という思いもありますね」と作品としての出来には相当の自信があるようだった。

イタリア料理の魅力に負けてイタリアを撮影地に選んだ杉咲だが、他にも理由があるようで「一度カンヌに行かせてもらったことがあり、ヨーロッパは気になる国になりました」と明かして、「今回はローマ、フィレンチェ、ナポリに行ったんですけど、南に行くにつれて街の人の余裕もあり、のんびりゆったりした街でした。ナポリは自分の気分に合った街で好きになりました」とイタリアではナポリがお気に入りだとか。そんな彼女に「次に行きたい国は?」と投げ掛けると、「スペインに行ってみたいです。バレリアを食べてみたいから(笑)」と笑わせるも、「欲張りではありますが、そんなに大食いではありませんよ!」と否定していた。