3月といえば卒業式シーズン。感極まって泣いてしまったという人も多いのではないでしょうか。

一方で、『ARIA』(講談社)で連載中の『ポチャペコ』の作画を担当している卯々乃さん(@uuuno1112)が卒業式で泣けなかった思い出マンガを『Twitter』で発表。共感の反応が多数集まっていました。

卒業式で周囲が泣いているのに、まったく泣けない自分に「ヤバイ全く泣けん。私だけ冷たい人みたい」と感じ、自己暗示をかけますが、やっぱり無理。

みんな感極まっているのに自分だけ泣けないのは、「何か大事な物が欠けている気がする」と悩んでいたという卯々乃さん。しかし、大人になってからB’zのライブや初音ミクの『マジカルミライ』で感動して涙したり、絵の仕事で悔し泣きをしたりして、「好きなモノや夢中になってるものなら泣けるんだ」と気づきます。

「私にとって学校はそこまで思い入れのあるものではなかったかも」と述懐する卯々乃さん。泣ける子たちを「羨ましい」としつつも、「でも自分にとって心の動く瞬間は他のところにあったんだ」として、学校が好きだった人もそうでもなかった人も「これから先自分の大切な世界を広げていけたらいいですよね…」という言葉を贈っています。

このマンガには「めっちゃわかる」「自分も卒業式は泣けなかった」という声が続出していたほか、「周りが泣いている理由がわからなかったけれど納得した」という人も見られました。また「好きな曲や作品で泣けるけど他のことでは泣けない」「大人になってからだんだん涙腺が緩んできた」といった人も多いようです。

さらに、斉藤由貴の名曲「卒業」を想起するツイートも。

「ああ卒業式で泣かないと冷たい人と言われそう でももっと悲しい瞬間に涙は取っておきたいの」という歌が昭和の時代にあるので、昔からもっと悲しいことや好きなことじゃないと泣けないって人は沢山いたと思います。いい曲なので是非聴いてみてください。

「自分以外にも泣けない人がいてホッとした」という声もあった卒業式の話。感情が動くのは人それぞれなので、それを気に病む必要がないということが分かるマンガといえるのではないでしょうか。

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/uuuno1112/status/976432710473232384 [リンク]

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