ニトリが今期最初の月となる3月売上を発表し、祝日の影響があったものの、順調な出店ペースに押し上げられて全店では売上増が続いていることが分かった。

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■客数は増加ながら、客単価が伸び悩み

 22日、ニトリが今期(2018年3月〜19年2月)の最初となる3月度(2月21日〜3月20日)の国内売上高と概況を発表した。前年同月比で、既存店売上高が96.3%、客数が97.4%、客単価が98.8%、全店売上高が101.4%、客数が106.6%、客単価が95.1%だった。

 全店売上高の前年比プラスは、2015年5月から47カ月連続。その原因は積極的な出店に伴う客数の増加だ。3月の出店は、2日の長野県・安曇野インター店など5店で、全国の店舗数は472店となった。前期は出店48店、閉鎖9店で、差し引き37店の増加のため、今期はそれを上回りそうな出店が続いていると言えそうだ。

 反面、客単価は伸び悩んでいる。前期の12カ月中で客単価が前年同月比プラスとなったのは、既存店では2回(3月:101.1%、7月:100.1%)のみで、全店ではゼロだった。全店客単価の前年同月比プラスは、2016年6月(101.0%)までさかのぼることになる。さらに前期の全店客単価は、6月の93.0%、8月の92.5%と90%台前半の数字も珍しくなかった。

 一方で、既存店は2月度に引き続き、2カ月連続で前年の実績を下回っている。

■祝日減で売上が4ポイントマイナス

 概況によると、「自社開発マットレス『Nスリープ』やキッチン用品の販売が引続き堅調に推移したほか、バスケット等のリビング収納・整理用品や小型家電・時計などの売上が伸張」した一方で、祝日が1日少ないことで、既存店で-4.4ポイント、全店で-4.7ポイント影響したとしている。