国立西洋美術館貸切で行われた「ハナコラボミーティング」をレポート!
巨匠ベラスケスの作品をたっぷりと!『プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光』特別鑑賞会へ。

はじめまして!ハナコと同い年の今年30歳になるライター、五月女菜穂(そうとめ・なほ)です!これからハナコラボメンバーとして色々と記事を書いていきますのでよろしくお願いします。

今回は、2月24日から国立西洋美術館(東京都台東区)で始まった『プラド美術館展』の夜間特別鑑賞会に参加してきました。巨匠ディエゴ・ベラスケス(1599-1660)の作品7点を軸に、スペイン・マドリードにある同美術館が所蔵する約70点を紹介する展覧会です。

どんな魅力が詰まっているのか、ハナコラボ限定の美術鑑賞会に参加して探ってきました!

斉藤アリスさんも参加のトークショーからスタート!

この日の鑑賞会は、ハナコラボ所長の斉藤アリスさん、国立西洋美術館主任学芸員の川瀬佑介さん、アートテラーのとに〜さんによるトークセッションからスタート。具体的な鑑賞方法や背景知識を教えてくれました。

例えば、今回の美術展のポスターにも使用されている『王太子 バルタサール・カルロス騎馬像』は謁見の場にかけられていたそうで…

川瀬さん:ぜひ下から見上げてみてください。謁見する人から見ると、馬が飛び出てくるかのように見えます。この時、バルタサールは5、6歳。乗馬訓練はしていたらしいですが、跳躍してポーズをとるのは難しい。これは、未来のスペイン国王としての明るい未来を表現しているんです。彼に未来を任せておけば安全だという演出ですね。

王族の威厳や正当性を示すために描かれた絵であることがよく分かりました。見る角度で全然印象が違うものなんですね。

一方で、『バリェーカスの少年』という作品については…

川瀬さん:フェリペ4世の宮廷に仕えていた、生まれつき障害を持った“矮人”の肖像です。当時としては画期的ですが、ベラスケスは彼らを人間として表現しました。形式ばった王族の肖像画に比べて、表情は豊かですし、ポーズもスナップ写真を撮るように自由ですよね。生の表情を絵にしています。

アリスさん:本当だ!宮廷画家としてのお仕事バージョンの絵と、そうでないライフワーク的な絵と全然違いますね!

写真を撮ったり、メモを取ったり。トークショー中、参加していたハナコラボメンバーは気になる絵画をチェックしていました。

背景知識を知った上で鑑賞すると、ぐっと見える世界が広がるような気がしました(あ、ちなみに公式プレゼンターの及川光博さんの動画や会場で借りられる音声ガイドも役立ちそうでした)。

その動画はこちら。

いよいよ貸切鑑賞へ!

いよいよ待ちに待った貸切鑑賞の時間。芸術、知識、神話、宮廷、風景、静物、宗教、芸術理論という8つの章立てで構成されている会場をゆっくりと巡ります。

連日大人気のプラド美術展をゆっくりじっくり見られるのは贅沢だなぁ〜。

参加したハナコラボのメンバーもじっくりと絵を鑑賞していました。

トークショーで触れられていたベラスケスの作品はもちろん、ルーベンス、ムリーリョ、スルバランといった17世紀の黄金時代を築いた画家たちの名画も見ることができました。

仕事終わりはついつい飲みにいきがちですが、美術観賞もいいですね(笑)

お土産もスペイン料理もワインもたっぷり堪能!

私は、美術館に行ったら必ずミュージアムショップをチェックするのですが、この日も特別にショップが営業していました。絵画のポストカードやクリアファイルなど定番商品もあれば、スペイン王室御用達の『マヨルカ』というお店のクッキー『ポルボロン』(648円)なども置いてありました。個人的にはハモンのミニキーホルダー(990円)がちょっとシュールで可愛かったです。

続いてはパーティーへ!

ピンチョスや生ハム、スイーツなどスペインのバルのような感覚で、ワインをいただきながら(美術館内で飲むなんて!)、特別鑑賞会に参加した約100人のハナコラボ同士で交流を深めました。

観賞会の終わり、『ブリューゲル展』や『仁和寺と御室派のみほとけ』展などのペア鑑賞券をかけたじゃんけん大会では大盛り上がり。私はあいにくじゃんけんに負けてしまいましたが、鑑賞券をゲットした人は本当に嬉しそうでした。

プラド美術展は5月27日まで!

トークショー、貸切観賞、パーティーと盛りだくさんだった今回のイベント。いつもと違う平日夜の過ごし方でした。

〈プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光〉会期は5月27日まで。
◼︎住所:東京都台東区上野公園7-7
◼︎電話番号:03-5777-8600
◼︎営業時間:午前9時半〜午後5時半(金、土曜日は午後8時まで。開館は閉館の30分前まで)/月曜休館
https://artexhibition.jp/prado2018/