篠塚辰樹

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 2月4日、後楽園ホールで行われた『RISE122』で山川賢誠を76秒でKOし、衝撃的なデビューを飾った元プロボクサーの篠塚辰樹。同い年の那須川天心が所属するTEPPEN GYMからキックボクサーとして新たな道を歩み出した“キック界の超新星”は、試合後に次の目標として「年内のベルト奪取」を目標に掲げた。TEPPEN GYMの那須川弘幸会長も「すぐにベルト獲りますよ」と太鼓判を押している。RISEは第3代RISEフェザー級王座決定トーナメントの開催を発表。篠塚も4選手の中に名を連ねた。プロボクサーとしての経験があるとはいえ、デビュー2戦目ということを考えれば、これは大抜擢である。

 大一番を前に、篠塚がキックデビュー戦を振り返り、プロボクサーからキックに転向したきっかけ、そして今トーナメントの展望まで語り尽くしてくれた。

■篠塚辰樹インタビュー

--前回は見事なKO勝利でした。試合を振り返っていかがでしたか?もし点数をつけるとしたら?
 KOできたのは良かったけれど、蹴りを出せなかったので。そこは良くなかったかな。まぁ、倒せたので6、70点ぐらいですかね。

--それでも秒殺KOでしたよね?
 飛び膝で倒したかった(笑)。

--本当ですか!?全く狙っているようには見えませんでしたが!?
 始まったら殴ってるだけでしたね(笑)。

--もう少し蹴りたかった?
 そうですね、出したい蹴りがあったんで。

--逆に今回初めて防具なしで蹴ったと思いますが、蹴られる方は特に問題なかった?
 特に痛くなかったんで大丈夫でした。想像通りくらい。

--良かったところと悪かったところは?
 良かったところはすぐ倒し、インパクトを残せたこと。悪かったのは蹴れてなかったことですね。

--ボクシングの時に上がった後楽園のリングと、RISEで上がった後楽園のリングに違いはありましたか?
 雰囲気はめちゃめちゃ良かったです。照明とか。

--倒した時の快感も違った?
 いや、そこまでなかったです。膝で倒したかったんで。

--今回、デビュー2戦目で王座決定トーナメントに選ばれましたね。
 めちゃめちゃいいチャンスなんで、(タイトルを)獲りたいなと思ってます。

--タイトルを獲る自信は?
 普通にやれば獲れるかな。

--怖い物はない?
 特にないです。

--今回対戦する工藤政英選手のイメージは?
 ローとボディが強いらしいけど、そのへんは大丈夫なんで。自分もボディを効かせて勝ちたいです。あとは蹴りの調子がいいんで、今回こそ蹴りで倒そうかと思ってます。

--工藤選手との対戦が決まってどう思いましたか?
 いや、特に。前のRISEで終わった後に話しました。もしかしたらやるかもね?みたいな感じで。

--工藤選手は篠塚選手の印象を『パリピ感がすごい』と評していましたが?
 パリピではないです(笑)。

--インタビューさせていただいた限り、全然パリピではないですね。
 パリピじゃないです。勝手な思い込みです。

--ただ、見た目がかなり派手です。何かに影響を受けたりしたんですか?
 中学3年の時、アメリカに行った時にだいぶ影響されました。親戚がアメリカに住んでて。いろんな音楽を聞いたり、スケボーショップに行ったりして。音楽が好きなんです。クリス・ブラウンの影響です。

--格闘技で篠塚選手が憧れている選手は?
 ボクシングだったらエイドリアン・ブローナーが好きです。ボクシング以外でも、私生活も楽しそう。ボクシングで稼いで遊びまくってるんで。

--工藤選手が「どうすればモテるか教えてください」とおっしゃっていました。
 工藤さんには無理じゃないですかね(笑)。ルックス良くないし、キャラがあんまし面白くないですよね(笑)。

--トーナメントの反対側にいる森本“狂犬”義久選手と宮崎就斗選手、どちらに上がってきてほしいですか?