「欠陥マンション」は珍しくない!購入者はどうすればいいか

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近年、欠陥マンションによるトラブルが少なくない。欠陥マンションはどうして生まれるのか。購入時に気をつけるべき点は何か。もし、新築で購入したマンションに欠陥が見つかったなら、住民や管理組合はどうすべきか。(株式会社シーアイピー代表取締役・一級建築士 須藤桂一)

 瑕疵(かし)という一般には聞きなれない言葉がある。本来あるべき機能・品質・性能・状態が備わっていないことを指す言葉だ。

 実は、この瑕疵に起因する問題は、マンショントラブルの中でも少なからぬ割合を占めている。今までも、マンション暮らしの厄介な問題をいくつも取り上げてきたが、瑕疵の問題はとりわけ解決が難しい。

 新築時からすでにある建物自体の問題なので、住み方の工夫やマナー向上などでは解決がつかないからだ。

 そこで今回はこの 「新築瑕疵」をとりあげ、なぜ瑕疵が発生するのか?購入時に注意するべきことは何か?瑕疵が発見された時にどう対処すべきかをお伝えする。

見過ごされているかもしれない!
極めて危険な新築瑕疵

 2014年、15年と立て続けに、横浜市で杭の長さ不足でマンションが傾くという問題が立て続けに起こった。2015年の都筑区でのケースでは試験データの改ざん、2014年の西区のケースでは、さらに2年後に複数箇所の鉄筋が切断されていたという、あってはならない事実が次々出てくる衝撃的な出来事だった。

 どちらも、住民が棟と棟の連結部分のズレで問題を発見できたことが不幸中の幸いだった。単棟マンションなら見逃されて、大地震が起こった時に倒壊という事にもなりかねなかった。考えたくもないが、同じような瑕疵を隠し持ったマンションが存在することは想像に難くない。

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