共用部用耐震SD「AKUZO」。(画像:三和シヤッター工業発表資料より)

写真拡大

 三和シヤッター工業は、様々な避難経路に設置可能で、耐震性能等級D-3に対応し、ドア枠が変形しても解放できる共用部用スチールドア(SD)「AKUZO」を、4月1日から発売する。

【こちらも】東日本大震災レベルM9でテスト 強耐震コンクリ補強素材を発明=カナダUBC

 ちなみに耐震性能というのは、地震などで外気がドア枠に加わった場合の扉の解放可能性についての指標であり、JIS(日本工業規格)にその定めがある。

 用途としては、集合住宅、宿泊施設、商業施設など、さまざまな施設における、避難経路上の設置が想定されている。

 マンションの玄関ドアは現在、耐震仕様のものが普及している。しかし共用非難経路上に設置するスチールドアについては耐震仕様の標準品がなく、オーダーで注文するしかなかったという。

 そこで開発されたのが「AKUZO」だ。ドア枠と扉のクリアランス(チリ)を大きく確保、一般的には3ミリメートルの上チリを8ミリメートル、同じく一般的には4ミリメートルの戸先チリを10ミリメートルとすることで、面内変形を受けても開くことのできるドアを作り上げた。また、耐震仕様の金物を標準装備することで、電気鍵や自動施錠鍵にも対応する。

 さらに、耐震ストライクを標準装備。ドア枠が変形しても、デッドボルト(本締)とストライク(錠受け)が干渉することなく扉を開放できるようにと考慮された耐震ストライクを備えている。

 材質は扉と上枠、たて枠が溶融亜鉛めっき鋼板。枠のくつずりがステンレス鋼板(SUS304ヘアライン)。設計での片開きの幅は800ミリメートルから900ミリメートル、高さは1,800ミリメートルから2,200ミリメートル。

 なお、写真掲載モデルの参考価格(消費税、取り付け工事費、搬入費、その他諸経費は含まない)は12万1,000円。販売目標は、初年度1年間で1億5,000万円を目指しているという。