JR西日本と同社グループの関西ステーションサービスは、26日から手荷物預かりと宅配受取の両方が可能なIC(集積回路)対応ロッカーの運営を試行実施することになった。このロッカーは、通貨関連機器メーカーのグローリーが新たに開発した製品で、手荷物用と宅配受取用のどちらにも使える。JR西日本では駅構内の限られたスペースを効率的に活用するのがねらいで、当面、高槻駅、新大阪駅、三ノ宮駅でサービスを実施するが、今後、サービスの利用実績等を踏まえ、さらに設置駅を拡大することにしている。

【こちらも】小田急、オープン型宅配ボックスを新たに16駅で設置 江ノ島・多摩線にも

 鉄道駅における宅配受取サービスは、乗降客の利便性向上と、宅配会社のドライバー不足、道路交通における混雑回避のため、社会的にその要請が高まっている。JR西日本では、自宅を留守にしがちな人たちが、通勤・通学の途中でも、駅構内で宅配荷物を受け取ることができるよう、宅配受取専用ロッカーの設置を進めており、これまでに25駅に設置した。

 今回の手荷物預かりと宅配受取の両方が可能なロッカーは、日本郵便が展開する宅配ロッカー「はこぽす」として利用することができ、利用料はかからない。日本郵便が提携する通販、ECサイトなどで、商品の受取場所として当該ロッカーを指定すると受取に必要なパスワードがEメールで届くので、受取場所に指定したロッカーでそのパスワードを入力すると、荷物を受け取ることができる。ただし、ゆうパック、書留郵便物などの再配達時の受取や荷物の差出には利用できない。