かつて5年間ほど民主党(当時)議員として活躍した経験のある谷岡郁子・至学館大学学長。民主党の悪しきカルチャーをそのまま学んだことが、今回の炎上につながったのではないだろうか 写真:松尾/アフロスポーツ

写真拡大

双方の言い分が食い違い、泥沼化している伊調馨選手へのパワハラ問題。疑惑を否定しようとして会見を開き、逆に大炎上を招いた谷岡郁子・至学館大学学長は、元民主党議員。この“悪手”をブーメランをお家芸とする民主党(現民進党)から学んだのではないか。(ノンフィクションライター 窪田順生)

至学館大学学長会見は
見事なブーメランに

 日本レスリング協会強化本部長の栄和人氏が伊調馨選手へパワハラをしたという疑惑に反論するため、谷岡郁子・至学館大学長が開催した会見が「ブーメラン」になってしまった。

「そもそも伊調馨さんは選手なんですか」
「(栄)監督は小心者で、臆病で、メンタルが弱いから、ボロボロになって病気になるのではと(選手たちは)心配していた」

 こんな歯に衣着せぬ「大放言」に対して、「画面からのパワー自体がハラスメント」「あんなに“圧”のある学長が統括する組織ならパワハラがあってもおかしくない」という批判が持ち上がり、反論会見がさらに疑惑を強めるという皮肉な結果を招いてしまったのだ。

 今回の騒動は双方の主張が真っ向から食い違っているので、いまだに真相は「藪の中」でよくわからない。しかし、谷岡学長の「怒りの反論」が裏目に出てしまった理由だけはわかる。それは「民主党」だ。

 ご存じのように、この党にいらっしゃった方々は「ブーメラン」がお家芸となっている。他人のミスや問題点をあげつらって舌鋒鋭く攻撃すると、ほどなくきれいな放物線を描いて自らに突き刺さるという様を、我々は何度も目にしてきた。

 そんな「ブーメラン文化」を谷岡学長は引きずっている恐れがある。2007年に民主党から公認をもらって出馬して当選後、参議院議員として5年間、精力的に政治活動をされた過去があるからだ。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)