どんな動物が好きかなってやんわり昔を思い出してたら、小学生のころに蝶々の標本を作っていたことを思い出した。動物じゃないんだけどね。

もちろん東京の家のまわりには、めずらしい種類はなかなかいない。

祖母の家がある長野県や、母親が仲間と連れて行ってくれたハイキングで蝶々を捕まえてた。

いちばん強く記憶に残っているのは、おじさんが夏の間だけ住みこみで勤務していた離島の診療所に遊びに行ったときのこと。海と山に囲まれた最高のシチュエーションだったの。

美しいものを求めて夢中で走りまわり、蝶々の標本を手もとに置いてはうっとり眺めてた。

生きている蝶に注射をするから、いま思うとかなり残酷なんだけれど、美しいものを美しいままに自分のなかに留めておきたくて。

基本的に動物に好き嫌いはあまりないよ。爬虫類も大好き。

そのままの姿で完成していて、どれも美しいと思う。

20代のころは、夜な夜なディスカヴァーチャンネルやアニマルプラネットを観てたくらい。

意図的に作られたものではない流れるような筋肉って、見ているだけで美しいなって。

ストレスなく暮らせる日が1日でも早く戻ってくるといいんだけど

先日、「Francfranc」の「Masterrecipe」という新しいラインのナビゲーターとして、にゃんずたちと一緒にインタビューと撮影があったの。

にゃんずも一緒にというリクエストだったから、久しぶりに自宅での撮影に。

自宅での撮影はインタビュアーが友だちだったこともあって、リラックスしすぎて緊張感のかけらもない。

後ろにちろっと写ってるのは、前にハマってるよって書いた漫画『へうげもの』。

寄りでしか撮らないって聞いていたから、まさか写るとは思わず片付けるのをサボっちゃった(笑)。

にゃんずはというと、年末に部屋を大々的に整えたときに、施工会社の男性8人くらいに囲まれたことがトラウマになってしまったようで、ふたりともバスルームから出てきてくれなくて。

部屋の端っこで重なって固まって、小さい心臓をばくばくさせて。とってもかわいそうなことをしてしまったなって反省した。

この固まった顔(笑)! そしてどんなカットもほぼカメラ目線で、終始緊張の面持ち。

なんとかリノと一緒のカットは撮影できたけれど、ノアはダメだった。男の子は繊細ね。

いまでもインターフォンが鳴るだけで一目散にクローゼットのなかに逃げてしまうの。

ストレスなく暮らせる日が1日でも早く戻ってくるといいんだけど。

すばらしい志を広く伝えていくお手伝いがしたい

「Masterrecipe」は、「本当に大切で価値のあるモノへの思いをカタチにしたい」と考えて作られた新しいライン。現代のライフスタイルに調和した、こだわりの深いアイテムたちで構成されているの。

私が選んだのは、今治タオルのブランド「IKEUCHI ORGANIC」のオーガニックコットンバスタオル。

じつは、この会社は高校時代の仲良しさんのご実家。

そんなこともあってこの会社のすばらしい志や考えかたは以前から知っていたんだけど、こんなふうにまた出会えるなんて思っていなかったから、本当にうれしかった。

前に「選んで買うことは投票すること」というコラムを書いたけれど、投票というより応援させてもらう感じ。

目先の利益だけでなく大きな視点でものを見ることは、きれいごとじゃ済まされないから、それを続けることは本当に大変なこと。

「誠意を持って説明できること」を大切に、生産に関わるすべてのことを公開し、工場や事務所で使うエネルギーのすべてを風力でまかなうって、並大抵の努力じゃできないと思う。

オーガニックって、もう当たり前のように耳にするようになったけれど、まだまだ定義ってむずかしくてグレーな部分が多いのが現実。

でも「IKEUCHI ORGANIC」は、まっすぐで潔い姿勢に見習うところばかり。だからこそ、アイテムを身のまわりに置いていたいし、その志を広く伝えていくお手伝いができたらうれしいな。

風で織られたフェアトレードのオーガニックコットンタオルは、ふんわりやわらかくてうちのにゃんずもお気に入り。

しかも「赤ちゃんが口に含んでも安全」を目指している会社だからこその安全性と安心もある。

私には子どもはいないけれど、次の世代だけでなく共存している動物たちにも、少しでもいい環境が残せたらいいなと思ってる。

どんな観点からでも、久美ちゃんの気に入っているプロダクトがあったら教えて!

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