おめでとうございます! - 左からライアン・ジョンソン、デイジー・リドリー、ラム・バーグマン、マーク・ハミル
 - David M. Benett / Dave Benett / Getty Images

写真拡大

 現地時間18日、2018年エンパイア賞授賞式がロンドン・ラウンドハウスで開催され、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が最多6部門で受賞を果たした。

 シリーズ8作目となった『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は作品賞、ライアン・ジョンソンが監督賞、デイジー・リドリーが主演女優賞、そしてマーク・ハミルがエンパイアアイコン賞を受賞。視覚効果賞とコスチュームデザイン賞も受賞した。

 女優賞を受賞したデイジーはスピーチで、『最後のジェダイ』の撮影はレイ役としてのデビュー作である『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が公開された時期に開始されたこともあり、ひどく自信を失っていたと告白。「非常に悩み、自意識過剰になっていた」と明かし、やればできると自信を与えてくれた全ての人に感謝の言葉を続けた。

 デイジーはアイコン賞のプレゼンターとしても登壇した。同賞を受賞したマーク・ハミルは、新人女優賞を受賞した『LOGAN/ローガン』のダフネ・キーンが素晴らしいスピーチを行ったことから、「わたしは宿題は済ませるし、プレゼン資料もきちんと作成するが、このような瞬間に向けた準備は難しい。それにダフネ・キーンがこれまでわたしがやった以上にハッキリとしたスピーチを行ったからね」と受賞スピーチをやる自信がなかったと述べた後、「エンパイアはファンによるファンのための雑誌だと思う。これは何よりもまず、僕のことだし、僕もファンの一員であることをファンたちも知っていると思う」「この賞はここにいる皆さんと、全てのファンの方々と分かち合いたいと思う。皆さんなしではこの場に立つことはなかった」とファンに向けての感謝を表した。

 『LOGAN/ローガン』のウルヴァリン役で男優賞を受賞したヒュー・ジャックマンが、壇上で妻のデボラ=リー・ファーネスにテレビ電話をかける場面もあった。ヒューは「この映画を作り始めたとき、僕は全てのメールに『楽園』という言葉を入れていた。このキャラクターのために夢のようなプロジェクトにしたかったし、素晴らしいチームなしじゃ実現不可能だった」と振り返り、妻に「いろんなことを犠牲にしてくれたね」と感謝。そしてファンに向けて「これまでの20年間、このキャラクターについてたくさん学んできた。しかしこの世の中には、僕よりも遥かにこのキャラクターを理解している人が2,000万人といる。この賞とこの作品は、そのような人たちに捧げたい」と述べた。

 最後にスティーヴン・スピルバーグがメリル・ストリープ、トム・ヒドルストン、J・J・エイブラムス、オリヴィア・クックからのビデオメッセージを受けた後、「ライフタイムレジェンド賞」を受賞し授賞式は幕を閉じた。受賞結果は以下の通り。(BANG Media International)

エンパイアインスピレーション賞
アマ・アサンテ

エンパイアビジョナリー賞
エドガー・ライト

エンパイアアイコン賞
マーク・ハミル

ライフタイムレジェンド賞
スティーヴン・スピルバーグ

作品賞
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

監督賞
ライアン・ジョンソン 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

女優賞
デイジー・リドリー 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

男優賞
ヒュー・ジャックマン 『LOGAN/ローガン』

新人男優賞
ジョシュ・オコナー 『ゴッズ・オウン・カントリー(原題) / God's Own Country』

新人女優賞
ダフネ・キーン 『LOGAN/ローガン』

脚本賞
『ゲット・アウト』

SF/ファンタジー賞
『ワンダーウーマン』

イギリス映画賞
『ゴッズ・オウン・カントリー(原題)』

ホラー映画賞
『ゲット・アウト』

ドキュメンタリー映画賞
『私はあなたのニグロではない』

コメディー映画賞
『ザ・デス・オブ・スターリン(原題) / The Death of Stalin』

スリラー映画賞
『キングスマン:ゴールデン・サークル』

アニメ映画賞
『リメンバー・ミー』

サウンドトラック賞
『ベイビー・ドライバー』

コスチュームデザイン賞
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

美術賞
『ベイビー・ドライバー』

視覚効果賞
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

メイク・ヘアスタイリング賞
『美女と野獣』

テレビシリーズ賞
「ザ・クラウン」

テレビ女優賞
ニコール・キッドマン 「ビッグ・リトル・ライズ 〜セレブママたちの憂うつ〜」

テレビ男優賞
ジェイソン・アイザックス 「スター・トレック:ディスカバリー」