今季公式戦36得点とゴールを量産しているモハメド・サラー【写真:Getty Images】

写真拡大

市場価値が高まり続けるFWの慰留を最優先 「いかなる打診も拒絶する確固たる立場」

 リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーは今季公式戦36得点とゴールを量産。

 自身2度目のプレミアリーグ挑戦で大ブレークしている。これまで中心選手をスペインの二大強豪レアル・マドリードとバルセロナに放出してきたリバプールだが、エジプトの至宝を最優先に慰留する方針を固めたという。英紙「テレグラフ」が報じている。

 これまでリバプールは、元スペイン代表MFシャビ・アロンソ(現役引退)をレアルに、元アルゼンチン代表DFハビエル・マスチェラーノ(河北華夏幸福)、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWフィリペ・コウチーニョはバルセロナに、英雄を引き抜かれてきた。

 しかし、今季リーグ戦28ゴールと得点王レースで首位を走るサラーに関しては状況が異なるようだ。記事では、「マージーサイドのクラブはいかなる打診も拒絶する確固たる立場にある」と報じている。

 リバプールは来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場圏内となる3位につけており、出場権を獲得できれば5000万ポンド(約75億円)の収益を確保することができるとされる。すでにコウチーニョをバルサに放出したことで、1億4200万ポンド(約219億円)の移籍金を獲得。経済的に主軸を放出する必要性は存在しないという。

 記事では、元ウェールズ代表FWイアン・ラッシュが保持するクラブ記録の年間40ゴールを抜く勢いを見せるサラーの市場価値は高まる一方だと分析しているが、それでもリバプールは“エジプトの王様”を絶対に手放さない方針だ。


(Football ZONE web編集部)