Magnificent View #1380
ネセバル(ブルガリア)


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 ブルガリアの東部、黒海へ突き出た半島に位置する街ネセバル。ここは有名なリゾート地でもあり、約3000年の歴史を持つ古都でもある。その起源は、トラキア人の集落が作られた紀元前10世紀にまでさかのぼるという。

 ネセバルが位置する場所はかつては島だったが、人工的に埋め立てられ、細長い地峡で大陸部とつながっている。この独特の地形が自然の要塞となる絶好のロケーションだったことから、各国による奪い合いに。街は、古代ギリシアやローマ帝国やビザンツ帝国、オスマン帝国など、支配者を変えながらも、長い歴史のなかで発展した。

 世界遺産に登録されている旧市街は、南北約900メートル、東西約300メートル。この小さなエリアには、各時代ごとの歴史的建造物が立ち並んでいる。

 そんな旧市街から10分も歩けば、ホテルが林立する新市街にたどり着く。華やかなリゾートに滞在しつつ、歴史ある街を散策したり、美しいビーチで過ごすのが、ネセバルを旅する何よりの楽しみだ。

文=芹澤和美