野町 直弘 / 株式会社クニエ

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先月平昌オリンピックが開催されました。

冬季五輪なのであまり興味ないな、と考えていましたが、やはりとても感動。中でも私の一推しは女子スピードスケートの小平選手です。周りの選手と比べると小柄で華奢な身体ですが、500mはここ2年負けなしで圧倒的な強さを誇っていました。その小平選手は前評判通り金メダルを取りましたがそれに加え素晴らしい人柄に惹かれたのです。
インタビューの受答えはとても素晴らしい。どんなにくだらない質問だろうと、答えにくい質問だろうと、一つ一つ言葉を選んで誠実に答えている様子にとても感動
させられました。

そんな平昌オリンピックも終わり、次は2年後の東京です。
オリンピックの調達ってどうなっているのだろうと思い、調べてみたところ昨年の3月に既に東京オリンピックの調達コードが出されていることに気がつきました。
具体的には東京オリンピック組織委員会の「持続可能性に配慮した調達コード」のページを参照してみてください。ちょっとここにその調達コードを列挙してみます。

(1)全般
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(2)環境
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低炭素・脱エネルギーの利用
その他方法による温室効果ガス削減
3R (リデュース、ユサイクル)の推進
ネ憧鑛饒資材等の低減
Ρ染防止・化学物質管理・廃棄物処理
Щ餮司歔瓦貿枸犬靴晋矯猯舛虜亮
╂己多様性の保全
(3)人権
々餾歸人権基準の遵守・尊重
∈絞漫Ε魯薀好瓮鵐箸龍愡
C楼莉嗣嬰の権利侵害禁止
そ性の権利尊重
ゾ磴い者の権利尊重
子どもの権利尊重
Ъ匆馘少数者(マイノリティ)の権利
(4)労働
々餾歸労働基準の遵守・尊重
結社の自由、団体交渉権
6制労働の禁止
せ童労働の禁止
ジ柩儺擇喊Χ箸砲ける差別の禁止
δ其
長時間労働の禁止
┸場の安全・衛生
外国人・移住労働者
(5)経済
”綰圓遼瓢
公正な取引慣行
J響茲簇蛤瓩悗隆慷燭覆じ矯猯岨藩
っ療財産権の保護
ダ嫻い△襯沺璽吋謄ング
情報の適切な管理
地域経済の活性化

「サプライヤー又はライセンシーとなることを希望する事業者は、調達コードの遵守に向けて取り組むことを(事前に)誓約(コミット)しなければならない」とあります。

読んでいて気が付いたはGCNJ(グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン)の 『CSR調達セルフ・アセスメント・ツール・セット』です。オリンピックの調達コードと項目は殆ど同じです。

.コーポレートガバナンス
.人権
.労働
.環境
.公正な企業活動
.品質・安全性
.情報セキュリティ
.サプライチェーン
.地域社会との共生

項目の順番等は多少異なりますが「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」を達成するための共通した項目なので殆ど類似しているのも当たり前と言えば当たり前でしょう。
以前にもメルマガ等で触れたことがありますが、このようにサプライチェーン全体でのサステナビリティの強化は極めて当たり前のことになりました。この傾向は今後も変わらないでしょう。

でもがんじがらめですね。会場の設備建設や工事、資機材調達なら大企業相手なのでこういった世界共通のコードも必要かも知れませんが、オリンピックの調達ですからおそらく食材が中心になるでしょう。本当にこれで良いのかしら。

私は「満天青空レストラン!」というテレビ番組が大好きです。この番組は日本各地のちょっと変わった食材を毎週紹介しており、またその食材を使った様々な料理を司会者とゲストが食べるのですけど、これが本当に美味しそうなんです。どうでしょうか。折角のオリンピックなので、こういう食材や食材を使った料理提案を全国の食材供給者から受けるというのは。
宗教上の理由もあり全ての選手関係者が食べられない料理もあるかもしれませんが、そういう料理も全国から提案を募るとか。

日本全国各地の美味い物選手権も兼ねられますね。

サステナビリティやCSRも重要なんですけど、こういう発想も必要じゃないかな、と感じる今日この頃です。