すると、高い確率で「スッキリした」と言ってくれます。

 これで相手はあなたに親近感を持ってくれますし、相手の悩みも解消されます。

 ある知り合いの医師の方から話を聞いたのですが、簡単な風邪の場合、ほとんどの患者さんのケースは薬を出すのが結論だそうです。でもひたすら患者の話を聞く。これが何より大事だそうです。

「むしろ、医師は病気を治すんじゃなくて、話を聞くのがメインの仕事だよ」と彼は言っていました。

 アドバイスは「俺ならこうする」になりがちなので、押し付けになりがち。ポジティブ思考も相手の状況を考慮しない「押し付け」という意味では同様です。

「相手の立場になって考えろ」とよく言われますが、これって実はかなり難しいことなんです。相手が置かれている状況や心情が詳しくわからないからこそ、ひたすら聞き役になることしかできないのです。

 そして、これこそが悩み相談されたときの唯一の正解の行動なのです。

 もちろん、私は「リフレーミング」を使ったポジティブ思考のすべてを否定しているわけではありません。

 ただし、これは自分に向けてだけ行ってください。常に自分がポジティブ思考でいることは自分の話なので大丈夫。しかしこれを他人に押し付けた瞬間に地獄が待っています。

 ポジティブ思考が陥る罠、おわかりいただけたでしょうか。

<文/tatsu>

心理カウンセラー、人間関係コンサルタント。1982年栃木県生まれ。大学時代まで柔道部に所属し、男だらけの青春時代を過ごす。大学卒業後、大手企業の営業部に配属。仕事のやる気はなく、成績も上がらず叱られる毎日だったが、一念発起し独学で催眠術、心理学を学ぶ。3年で営業成績全国トップに。仕事で学んだコミュニケーション術を活かし、常に10人以上の女性からアプローチを受けている状態に。タレント、女子大生、ナース、大手企業社長秘書など、そのバリエーションもさまざま。現在は、芸能人や起業家主催のシークレットパーティでマジックショーや催眠ショー、YouTube番組出演のほか、自身の営業術・恋愛術を教える講演会や企業へのコンサルティングを行っている。