「やっぱり落ち着く」長友佑都が語る“戦友”本田圭佑の存在

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 “戦友”の復帰を心から喜んだ。DF長友佑都(ガラタサライ)は、半年ぶりに招集されたFW本田圭佑(パチューカ)について聞かれると、笑顔で次のように語った。

「(代表で)10年間、一緒にやってきているので、やっぱり落ち着きますよね。戦友でもあり、本当にいい仲間ですから」

 ともにA代表デビューを飾ったのは2008年。年代別の代表を含めるとそれ以前からの付き合いになる。「宿舎での食事はいつも圭佑が向かい側に座っているんです。だから彼が戻ってきて、『ああ、落ち着くな』と」。日本代表に本田圭佑がいる。それは長友にとって当たり前の光景であり、「落ち着く」という表現につながったのだろう。

 気になる本田のコンディションについては、「お世辞抜きで、いい状態」と太鼓判を押す。この日の練習でマッチアップした長友は、「ミランでずっと試合に出ていなかった時に比べると、明らかにコンディションは違う。体のキレや、裏へ抜け出す動きもちょっと違っていました」と戦友の好調ぶりをピッチ上で感じたようだ。

 自身も負けてはいられない。今回は、最終ラインを統率するDF吉田麻也(サウサンプトン)が負傷で不在。先日のリヨン戦で負傷交代したDF酒井宏樹(マルセイユ)も不参加が発表されたため、長友が担う役割は大きくなる。「代表での経験をみんなにどう伝えて、どう生かすか。自分自身が試されている時でもある」。後輩たちのサポートをしつつ、「選考でもあるので」と本大会のメンバー入りに向けて存在をアピールするつもりだ。