新天地のガラタサライでも定位置をつかんだDF長友佑都

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 7年半過ごしたイタリアからトルコへ渡った日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)は新天地で充実した日々を過ごしている。「それまではイタリアしか知らなかったし、ミラノに7年間住んでいて、他の街に慣れるのか、新しいチームにフィットするのか、不安もあった」というが、加入直後から7試合連続でフル出場を続け、現地でもその評価は高まる一方だ。

 実際にトルコの土地を踏んで2か月弱。「想像を超える居心地の良さを感じている」と長友は言う。親日国とも言われるトルコでの生活面だけでなく、プレー面でも大きな変化があった。「イタリアでは守備を求められていて、自分が上がりたいタイミングでも、戦術の部分でかなり守備を意識していた。でも今のサッカー、監督が求めるサッカーではサイドバックにもどんどん攻撃させる」。より攻撃的に。それは長友にとって原点回帰とも言えるものだった。

「昔の自分に戻ったような、ガムシャラに生き生きとプレーできている。水を得た魚のような居心地の良さを感じているし、プレーしていても楽しい」。もちろん、イタリアで培った7年半の経験がベースとしてある。「行くところ、行かないところの判断はイタリアで学んだ。昔は後ろを気にせず、前に行っていた。今、トルコではガンガン上がっているけど、そこのバランスも取れてきている。それを日本代表でも出していければ」。攻守に高いレベルでバランスの取れたサイドバックへ。31歳にして、今なお進化の過程にある。

(取材・文 西山紘平)


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