保護主義、G20の経済成長損ねる可能性=モスコビシ欧州委員

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[ブエノスアイレス 19日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のモスコビシ委員(経済・財務・税制担当)は19日、世界の経済成長が内向きの政策や保護主義のリスクに直面していると指摘、これは回避されなければならないとの見解を示した。

アルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれている20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の合間に述べた。

米国が鉄鋼・アルミニウムへの輸入関税を計画し、世界的な貿易戦争を引き起こす可能性が懸念される中、モスコビシ委員は、19日午後の同会議では貿易について協議したと述べた。

同委員は記者団に対し「第1のリスクは、内向きな政策と保護主義だ」と述べ、保護主義が経済成長や世界貿易機関(WTO)の自由貿易の原則を損ねる可能性があると指摘した。

また、2007─09年の金融危機発生時に世界大恐慌の再来を回避することができたのは、世界が保護主義に戻らなかったからだとの考えを示した。

モスコビシ委員は「20日の共同声明が、保護主義は問題の解決策ではなく、絶対に避けなければならないものだということを示すと期待している」とし、「貿易戦争は愚かだ」と述べた。

同委員は、EUは米国との貿易戦争は望んでいないが、米国の鉄鋼・アルミ関税の対象からEUが除外されなければ報復措置を準備していると述べた。