iDeCoを上手に使うために気を付けるべき3つの誤解

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 2017年1月から個人型確定拠出年金(愛称:iDeCo)の加入対象者が広がったことによって、昨年1年間で利用者は一気に2倍以上に急増した。筆者の周りでもiDeCoに関する話題は増えているが、色々な人と話をしていると、その利用法や運用の考え方について、どうもステレオタイプな誤解に陥ってしまっている人が多々見受けられる。今回は、そうした陥りがちな誤解について考えてみたいと思う。

誤解その1 iDeCoは分散投資すべき

 まずは、iDeCoで運用を行なう場合の考え方だ。資産運用において、リスクをコントロールするための方法が「分散投資」にあることは言うまでもない。これは資産運用の基本であるから、確定拠出年金の投資教育におけるテキストを見ても、「分散投資が大切」と書いてあるし、厚生労働省が出している「法令解釈通知」においても「長期投資、分散投資の重要性を説明すること」が記載されている。

 このこと自体は間違いではないが、果たしてiDeCoの運用において分散投資をおこなうことが正しいかというと、それは必ずしもそういうわけではない。

 リスク管理のために分散投資が必要なのはその通り。だが、それは自分の金融資産全体で考えなければ意味がないからだ。iDeCoで運用している資産が、自分の金融資産の全てだという人であれば別だが、そんな人はあまりいないだろう。だとすればiDeCoの資産の中だけで分散投資をしていてもあまり意味はない。

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