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Q. 現在42歳なのですが、二日酔いが年々ひどくなっていて、飲んだ日の翌日には1杯も飲む気になれません。お酒を飲むときには水も一緒に飲むようにすること以外で、何か対処法はありますか?

A. 飲酒ペースを落とそう

本当の「問題」は、年齢を重ねるごとに飲酒の量が減り、アルコールに対するに耐性が弱まることと考えられますと、カリフォニア大学ロサンゼルス校の臨床心理学教授で、アルコール依存症について研究しているララ・レイ氏は言います。

自分では20代のように大騒ぎできるつもりでも、42歳の責任ある大人の生活をしている人は、単純に大量のアルコールに対する耐性が弱くなっている可能性があります、とレイ氏。

体脂肪が多いと酔いやすい

さらに、私たちは加齢に伴って筋肉量が減る代わりに、体脂肪が増えます。レイ氏によれば同じ量のアルコールを飲んでも、体脂肪が多いほうが酔いやすいそう。ただこの傾向は、40歳以上よりも65歳以上に顕著に見られるといいます。

こうした体の変化に対応するには、お酒を飲むペースを落とし、アルコールを薄めるために水やアルコール以外の飲料をより多く摂取することとレイ氏はアドバイスします。

レイ氏によれば、アルコールの血中濃度が急激に高まった後に急激に低くなると、二日酔いになりやすくなるため、こうした急激な変化を避けることも大切だそう。

二日酔いを「直す」でなく「防いで」

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カリフォルニア大学サンディエゴ校のマーク・シュキット教授(精神医学)は、二日酔いの生物学的根拠はいまだに明らかになっていないと言います。

シュキット氏によると、二日酔いはアルコールの軽い離脱症状であると考える人もいれば、脱水症もしくは、ナトリウムやカリウム、マグネシウムなどの電解質のバランスが崩れることで引き起こされるとの見方もあります。

原因が何であれ「二日酔いはよくありません」とシュキット氏は言います。年齢にかかわらず、二日酔いは飲みすぎのサインだからです。

「ひどい二日酔いには正当な理由があります。摂取しているアルコールの量に体がよくない反応を示しているのです」とシュキット氏。さらに、二日酔いを治す方法について助言しないのは、本当に重要なのは予防だからとのこと。「唯一の解決法は、アルコールの量を減らすか、飲むのをやめることです」

©2018 The New York Times News Service[原文:Do Hangovers Get Worse as We Age?/執筆:Karen Weintraub](翻訳:Masako.M)