どんな環境にも屈しない強さがある。福士蒼汰が憧れた、曇 天火の“しなやかさ”
他人を見て「こうなりたい」と思うことはあまりない
- ちなみに今回の現場は、姪っ子どころか女性キャラクターがほとんどいない状況で、ほぼ同世代の男性陣ばかりでした。
- 本当、男だらけでした(笑)。
- とくにクライマックスの獄門処シーンは、栃木県の地下採掘場跡地で撮影が行われましたが、薄暗い地下の松明の火が焚かれている中で男たちが入り乱れて戦うという…。
- いい意味で、変に気を遣うことなくスーッと現場には入れた気がします。中学1年生の耀人はさすがに好奇心いっぱいでしたが(笑)、ほかはみんな、大人だし静かな人が多かった気がします。若いノリでって感じでもなく、落ち着いていた印象が強いです。
- 先ほど、積極的に周りに話しかけるようにしたとおっしゃっていましたが、犲のメンバーと現場で接する機会も多かったんですか?
- 決して一緒のシーンがものすごく多かったわけではないんですが、たまにみんなでご飯に行ったりはしていました。
- 犲の5人(古川雄輝、大東駿介、小関裕太、市川知宏、加治将樹)は、地下での待ち時間はずっとUNOをされてたそうですが…。
- 天火が必死で戦ってるあいだ、出番までずっとUNOをしてたんです!(笑)
- 本作に限らず改めて、同世代の俳優陣の存在を福士さんはどう感じていますか?
- 魅力的で個性的な役者さんが多いなと周りにいる人たちを見て思います。かといって彼らの存在によって自分が何か変わったり、意識したりということはないです。
- 20代前半の頃からいろんな作品で共演されてきて、いま20代の半ばに差しかかって、少しずつ役柄なども変化してきた部分などもあるかと思いますが、ほかの方の出演作を見てくやしさを感じたり、ライバル心を掻き立てられたりも…?
- ライバルという感じでもないです。自分に限らず、意外とみんな、それぞれの道を生きてる感覚が強い気がしています。
- 同世代に限らず、福士さん自身は、あまり他人を見て自分と比べたりすることがないのでしょうか?
- そうかもしれません。他人を見て「こうなりたい」と思うことはあまり…ないんです。もちろん、ある人を見て「ここはこの人のスゴいところだな」「魅力的だな」と思うことはあります。でもそれを自分が手に入れようとは…。その人のようになっても、つまらないですから。自分が自分の道を切り拓いていったほうが、満足感を得られるだろうと思ってます。
飄々としているように見えて、じつは「緊張しているだけ」
- 天火に捨之介、作品のジャンルは違いますが、映画『ちょっと今から仕事やめてくる』のヤマモトなど、どこか飄々と生き、いい意味で力が抜けていて笑顔が魅力的な役柄を連続して演じていますが、福士さんにも本質的にそうした要素があるんでしょうか?
- そういう役を求められる機会が多いのかもしれません。とくに飄々として笑っているところは、周りからそう見えるらしくて。実際には緊張してるだけだったりするんですが(笑)。
- 周りからは緊張しているように見られない?
- 「え? 緊張してたの? 全然見えない」と言われるタイプです(笑)。そういう部分をキャラクターとして膨らませたのが、天火や捨之介なのかもしれません。
- というか、そうやって緊張しているとき、頭の中はどうなってるんですか? 緊張してる姿を見せまいと意識されてるんでしょうか?
- 極度に緊張しているときや、混乱しているときは、とにかく頭をフル回転させて、事態に追いつこうと必死で集中してるんです。思考中心で、表情の反応は止まってるんです(笑)。それが周りには、余裕を持ってクールにふるまっているように見えているみたいです…。
- 真の意味で余裕のある男――天火や捨之介のように飄々とカッコよく生きる大人になるために、何が必要だとお考えですか?
- すごく広い言い方ですけど、経験と技術です。いろんな人と出会い、話をして、仕事を通じていろんなことを経験する。加えて、自分で「これはできる」という技術があれば、それは自信につながると思うんです。いまは「これ」と言えるものがないけど、それがあれば精神的な強さにもつながるんじゃないかと思っています。
- 格闘技に打ち込まれていらっしゃるのは、そうした思いもあってなんでしょうか?
- 根本は同じです。それは肉体的にも強くなるし、それを通じて精神的にも強さを得られるだろうと。
- いまはまだ「自信がない」とおっしゃいますが、とはいえここまでいろんな作品に出演されて、いろんな経験もされてきて、いまの自分の強み、武器と言えるものは何かありますか?
- 自分で自分の良さというのは本当にわかんないものですけど…(苦笑)。ただ、いろんな人に言っていただいたおかげでようやく「そうなのかな」と思えるのは、笑顔です。
- たしかに! それは先ほどから話に出ている、天火や捨之介、ヤマモトの魅力にもつながります!
- 昔は、そう言われても本当にわからなくて、むしろ笑顔が自分の表情で一番嫌いだったんです。でもここまで言われて、こういう役を連続していただけるなら、そうなのかもしれないと。「わかった! じゃあそういうことで」と思ってます(笑)。
- 福士蒼汰(ふくし・そうた)
- 1993年5月30日生まれ。東京都出身。O型。2011年に俳優デビュー。同年9月の『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)で、主人公の如月弦太朗を演じる。その後、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』、『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)で人気を博す。出演映画に『図書館戦争』シリーズ、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』、『ちょっと今から仕事やめてくる』など。劇団☆新感線の舞台『髑髏城の七人 Season月〜上弦の月〜』では初舞台にして主演を務めた。2018年は、5月4日公開の『ラプラスの魔女』、7月20日公開の『BLEACH』、10月26日公開の『旅猫リポート』などが控える。
サイン入りポラプレゼント
今回インタビューをさせていただいた、福士蒼汰さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
- 応募方法
- ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
\#曇天に笑う、3/21公開!/#福士蒼汰 サイン入りポラを3名様にプレゼント!
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年3月20日
・フォロー&RTで応募完了
・応募〆切は3/26(月)18:00
インタビューはこちら▼https://t.co/JYoBj2Evsv pic.twitter.com/gEcJ9OmQHM- 受付期間
- 2018年3月20日(火)18:00〜3月26日(月)18:00
- 当選者確定フロー
- 当選者発表日/3月27日(火)
- 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
- 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから3月27日(火)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき3月30日(金)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
- キャンペーン規約
- 複数回応募されても当選確率は上がりません。
- 賞品発送先は日本国内のみです。
- 応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
- 応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
- 当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
- 賞品の指定はできません。
- 賞品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。
- 本キャンペーン当選賞品を、インターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。
- 個人情報の利用に関しましてはこちらをご覧ください。
ライブドアニュースのインタビュー特集では、役者・アーティスト・声優・YouTuberなど、さまざまなジャンルで活躍されている方々を取り上げています。
記事への感想・ご意見、お問い合わせなどは こちら までご連絡ください。
記事への感想・ご意見、お問い合わせなどは こちら までご連絡ください。