記事画像

写真拡大

2018年3月13日からマクドナルドでの支払い方法が増えたのを知っていますか? 最近ではSuica等の電子マネーやクレジットカードも利用できるようになっていますが、新たに「NFCによる非接触決済サービス」が開始されました。

この「NFCによる非接触決済サービス」は、海外などでも利用できる支払い方法ですので紹介したいと思います。

チャージ式の非接触決済

まず、非接触の決済サービスとして思い浮かべるのはSuicaやPASMO、nanaco、WAONなどでしょうか。Suica一体型、PASMO一体型などのクレジットカード機能が付いている物もありますが、どのタイプでも事前チャージが必要です。

ポイントはそれぞれの電子マネーによりますが、支払い時に0.5〜1.0%程度のポイントを獲得できます。また、電子マネーによってはクレジットカードからのチャージに対応しているものもあり、その場合はチャージ時にクレジットカードのポイントも貯められてお得です。

たとえば、リクルートカードでnanacoにチャージすると3万円までは1.2%のリクルートポイントが貯まり、セブン-イレブンでnanaco決済すると1%のnanacoポイントを獲得できるため、現金でnanacoにチャージして使うのは大損です。

後払い式の非接触決済

iDやQUICPayは後払い式の非接触決済サービスとなります。Apple Payが開始して、少しiDやQUICPayという名称も浸透してきていると思いますが、これらの場合は、クレジットカード保有が基本となります。

支払いはSuica等と同じようにかざすだけで支払うことができますが、基本的に事前チャージは不要です。そのため、タクシーに乗っているときにSuica残高が足りなくても、iDで支払えば残高を気にせず支払うことができます。

獲得できるポイントはクレジットカードのポイントになるため、利用しているカードのポイントプログラムをよく確認しておきましょう。

NFCによる非接触決済

最後に、今回マクドナルドで開始したNFCによる非接触決済サービスです。NFCも後払い式の非接触決済となります。iDやQUICPayと同じように決済端末にカードやNFC対応のスマホなどをかざすとクレジットカードから支払うことができます。貯まるポイントはクレジットカードのポイントですので、クレジットカードのポイントプログラムを確認しましょう。

え? iDやQUICPayと何が違うの?

答えは、利用できる場所と対応カードの違いです。

iDやQUICPayはコンビニなどでも利用できるようになってきましたが、NFCは東急プラザ銀座や関西国際空港、今回開始したマクドナルドが主な利用店舗です。今後ローソンでも導入が予定されています。

また、NFCに対応しているクレジットカードも少ないです。アメリカン・エキスプレス・カードやOricoCard PayPass、ジャックスカード J/Speedyなどとなり、普段利用しているようなクレジットカードでは利用できません。Visaブランド付きのデビットカードが一番普及しているでしょう。

NFCの対応カードかどうかを見極めるには、このマーク(Wi-Fiみたいなマーク)が付いているかどうか。このマークがあれば、NFC決済が可能なカードとなります。

NFCで支払うには、対応しているカードや端末で「JCBで」や「Visaで」等と言って決済端末にカードをかざします。これで支払いは完了。

このNFCによる非接触決済は、日本ではまだまだ普及していませんが、海外で増えてきています。2020年には東京五輪もあるため、日本でも対応する店舗も大幅に増えるでしょう。今のうちに支払い方法を覚えておくと便利ですよ。