「ねこのひげ」。それは猫にとって、欠かせないもの。

平衡感覚を保ったり、周囲を感知したりするのに、とても大切な役割があると言われている。

当連載では、アーティストでありライターのJunko Suzukiにとっての「ねこのひげ」を紹介していきます。

忙しいときに限って、さらに用事って増える。

大変なときに限って、事件っていうやつは次々と、それはもう山手線くらいのペースで現れてくる。

気がつけばお決まりのパターンで、私の生活リズムはいつもアンコントロール。

うれしいも悲しいも、いつでも2倍3倍へと膨らむタイプ。

まだ、黒猫とふたりきりの生活だったころ、疲れて帰ってきて、バタッとベッドに倒れこんだ直後。

「ぶにゃー、むにゃー、ずだだだだだ(←走る音)」の深夜暴動が起きていた。

文句を言ったあとの部屋を走り回る攻撃。私もジジ子もストレスフルな生活だったと思う。

2016年6月。運命の出会いをした

2016年、悩みごとと不安ごとが増えたら、春先に一気に肌荒れが起きた。

女子にとっての肌荒れったら、もう、一歩も外に出たくないくらい絶望的に心持ちになるものだ。

そんな、ちょっといまいちなリズムで迎えた6月の誕生日。

友人がお祝いしてくれた際に、ふと「今度、今治に行くんだ!」と言い出した。タオル工場見学というナイスなトピックに飛びついた私たち。

後輩とふたりでくっついて行った先で、運命の出会いをした。

ふっかふかのタオルだ。

綿花畑から工場のすべてを見学させてもらって、すっかりタオルファンになった私。(単純だよね。笑)

我が家で留守番する黒猫姫のために、一緒に使えるタオルケットを購入したり、大きなバスタオルからフェイスタオルまでちゃっかりいただいたりして、大満足で東京に戻った。

なぜこんなにもタオルは愛おしいのだろうか

子どもみたいに大騒ぎしてはしゃいだ今治旅行を境に、ちょっとずつ流れが変わり始める。

肌荒れしていた顔も、心と生活を整えるとともに徐々に復活しはじめた。

ていねいなお風呂ライフ。ふかふかのタオル。安堵と幸福の時間の大切さが身にしみたのはこのときだった。

風呂上がりに大きなバスタオルに包まれて、ベッドにゴロンとすると、すかさずすり寄ってくるジジ子さん。ふたりでぺしゃんこになってタオルの上でコロコロ。なぜこんなにもタオルは愛おしいのだろうか。

このワケはじつはこのときに気がついたのですが、まだ全部の計画が実行できていないので、そろった段階で話していきたいと思う。

わかることは、日々の生活が快適で豊かであることって、本当に本当にしあわせなんだっていうこと。

うまくいかないリズムの生活が、私に「その理由を見直せよ!」と言わんばかりに出会わせてくれたのが、今治とタオルだった。

そういえば黒猫って欧米だと「不吉」とか言われることもあるようですが、日本では縁起のいい「福猫」って言われているそうですね。ジジ子さんが我が家に来た翌日、近所の病院に連れて行ったら教えていただいた話。

たしかに、君と出会ってからこのタオルにたどり着いたよ。

そんな猫様に感謝の意を込めて、新しい猫マークのタオルを作りました。

ストアもwebも、徐々にアイテムを増やしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

Good luck to you!!

[KLT Gallery Store FLUFFY CAT TOWEL]

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