【コラム】スポーツジムで遭遇した「縄張り行動をするお客さん」が怖すぎて3ヶ月で退会した話

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「スタイルいいよね? 何しているの?」という質問に対して、一昔前まではモデルや女優さんは「何もしていません♡」と答えるのが常でした。

それを聞くたびに、中肉中背の私は「来世期待」と書き初めしたい気分だったのですが、最近は「ジムに通っています」「鍛えています」「食事制限しています」と、美しい人はちゃんと努力していることが判明。

単純な私は鍛えたい、運動してキレイになりたい!と影響を受け、社会人になりたての時にスポーツジムに通い始めたものの……戸惑うことがあったのです。これってわたしの通っているジムだけ?

【縄張り行動をとる常連グループ】

私の通っていたジムは、会員になればどこのロッカーを使っても自由でした。しかし、とある中高年女性のグループにとって、どうやらロッカーは自由じゃなかったみたいで……。

「それ私のロッカーなんだけどなぁ」とボソリとつぶやく声が。すると周りの友達(?)グループが「あら今日はあいていないの?」と、ガラガラのロッカールームに甲高い声が響いたのです。ひえぇ〜。
これはロッカーにかぎらず、先生がいるスタジオレッスン、プールの泳ぐ場所、大浴場の洗い場、サウナの座り場所など、ありとあらゆる場所に縄張りが。うっかりそれを犯してしまうと、地味に総攻撃にあうのです。そして私も……!

【スタジオレッスンで縄張りを犯して針のむしろに…】

始めてのスタジオレッスン。インストラクターの動きがよく見えるように、早めに準備して前の方に着席していると……

「あら〜、今日は混んでいるのね。や〜ね〜」と、ロッカーで聞き覚えのある怖い中高年グループの声が。ス、スタジオはガラガラなんだけどなぁ(涙目)。

鏡ごしで目が合い、謝った方がいいのか、それとも譲った方がいいのか迷っていると、インストラクターが元気にやってきました。あぁこれで気まづい空気がなくなると思いきや……。おばさんたちの攻撃は止まりません。

「今日はこんな遠くで先生のレッスンを受けるなんて、見えるかしら〜」と笑い声と一緒に聞こえてきて、ショックで身体が動かなくなったのを覚えています。

涙を抑えながら、なんとかレッスン終了。教室レッスンを受けたのはそれが最後になりました。

【サウナ室は悪口を言う場所】

スポーツの疲れを癒やす大浴場は、さらにレベルアップ。声がよく響く大浴場で「今日のお風呂熱い」「水風呂が冷たすぎる」と、浴槽にお湯や水を勝手にいれて温度調整。

サウナ室では、怖いグループが場所をとって幅を利かせ、延々とスタッフや他のお客さんの悪口を言う場になっていました。「サウナ室ではお静かに」の巨大ポスターが壁に虚しくて飾られていたのを覚えています。

【退会を決意】

彼女たちのマイルールが怖い、というかスポーツどころじゃない。スタッフに相談したくても、入会したばかりの私より長年通っているお客さんとのほうが信頼関係を築いていそうで相談できない。

当時20代前半だった私は対策方法がみつからず、結局3ヶ月でスポーツジムを退会しました。

【アラサーになってリターンしたら…!】

それから数年……やっぱり運動したい! と、スポーツジムに再入会したところ、大きく変わったことがありました。それは私!

昔と変わらずマイルールが激しい中高年グループが幅を利かせていただけど、うるさければ耳栓をつければいいし、突っかかってきたら笑顔で対応すればいいし、それでも困ったスタッフさんに相談すればいい。社会に出て時間が経ち、経験が増えたおかげで肝が座ったのかもしれません。

目には目を、歯には歯を。そしてマイルールおばさんには、ふてぶてしくなった私を。あなたのスポーツジムにはいませんか?

画像:ぱくたそ
イラスト・撮影・執筆=百村モモ

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