松山英樹【写真:Getty Images】

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池のふちからシューズと靴下を脱ぎ捨て…ファン賛辞「ワニも水中から拍手」

 米男子ゴルフのアーノルド・パーマー招待(ベイヒルクラブ&ロッジ)2日目は16日(日本時間17日)、復帰戦の松山英樹(レクサス)は4バーディー、4ボギーの「72」で回り、通算2アンダーの31位タイ。決勝ラウンド進出を決めた。11番では池のふちに打ち込み、“片足水中ショット”を披露。華麗なリカバリーショットの瞬間をPGAツアー公式ツイッターが動画付きで公開し、米ファンから「ワニも水中から拍手を送っているさ」と喝采が沸き起こっている。

 松山にとっては、左足が池に浸かっていても関係なかった。11番パー4。ティーショットを左の池のふちに打ち込んでしまった。急な傾斜で、水面まで20センチというところで止まったが、難しい2打目を強いられた。すると、松山は左足のシューズと靴下を脱ぎ、パンツの裾をまくり上げて、そのまま水中に足を入れた。

 そして、クラブを短く持ってコンパクトにスイング。きっちりとボールに当て、フェアウェイに綺麗に打ち出してみせた。ギャラリーから拍手が沸き起こると、松山はすぐさまコースに腰を下ろし、濡れてしまった裸足の左足を拭いて次なる1打に備えていたのだった。

実況も思わず笑った珍ショット「近くにワニが潜んでいるかもしれないぞ」

 巧ショットの瞬間をPGAツアー公式ツイッターは「水中に1本の足。陸地に1本の足。偉大な1本のショット」と題し、動画付きで紹介。映像では、実況が「なんてプレーなんだ。大仕事をやってのけたね。近くにワニが潜んでいるかもしれないぞ」と珍ショットに笑い声を上げながら、賛辞を送っていた。

 コメント欄でも「どれだけ彼がアマチュア時代を含め、何千本も素晴らしいショットを打ってきたか、皆に説明できるか? 何日かかる?」「順調だぞ、ヒデキ!」「ワニも水中から拍手を送っているさ」と米ファンから粋なメッセージが続々と投げかけられていた。

 このホールは2パットでボギーとなったが、2日目は4バーディー、4ボギーと我慢のゴルフで復帰初戦で決勝ラウンド進出を決めた。大会の終盤になれば、さらに強さを発揮するのが松山。“片足水中ショット”で沸かせたように、3日目以降も華麗なショットを披露してもらいたい。(THE ANSWER編集部)