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家事や育児、介護などの分担をめぐって、家族間で言い争いが増えて、いつのまにか一緒にいて心地よい存在だったはずの家族が「つかれる存在」になってしまった……そんな話を聞くことがよくあります。
どうして自分の不満が家族に伝わらないの? どうしたら「つかれない家族」になれるの? もしかしたら家族への「伝え方」を変えることで、状況は変わるのでは……?
そんなふうに「つかれる家族」と「つかれない家族」を考察するこの連載。今回は、夫婦共働きで時短アイテムもうまく使いつつ子育てしている、てらいさんご夫婦の話のつづきです(前回記事はこちら)。育休も取得した夫のYさんに、その感想などについて伺いました。

夫(妻)の育児スキルの低さにつかれる、または妻(夫)から育児についてダメ出しされることにつかれる、そんな状況になっている家庭もあるのではないでしょうか。いったい何が原因でそうなってしまったのでしょう? Yさんの話にはそのヒントがありました。

育児協力態勢バッチリのてらい家


夫が育休を取得


寝かしつけも夫が担当


夫にバトンタッチ


男性も育休を取ったほうがいい理由


対等な関係で育児ができる


育児をする人の気持ちが理解できる


育休を取らないなら……


育休をとった男性、みなさんの身近にはいますか?

私が出産したとき、育休をとった男性は身近な知り合いにはいなかったということもあり、実は私は男性の育休についてちゃんと考えたことすらありませんでした。欧米ではパパの育休が一般的な国もあるという話は聞いていたけれど、当時は日本に住んでいたし、自分とは関係ない遠い世界の話のような気がしていました。ましてや土日にしっかり休むことすらままならないような夫が、育児のために長期で休むなんてありえないだろ!!とも。そう決めつけていたので、夫に交渉すらしませんでした。

交渉を考えなかったもうひとつの理由は、男性の育休の意義を「その期間だけ育児がラクになる」くらいにしかとらえていなかったからです。でも、今回Yさんに詳しく話を聞いたことで「私、育休の本当の意義とその後の生活への影響を全っ然わかってなかった。アホだった〜!!」と思い知りました。

そしていま、思いがけず夫の転勤で海外に住むことになって、身近な人から男性の育休を「当たり前のこと」として聞くことも増えてきて、「なぜ、日本で男性の育休は一般的に普及してないんだろな?」という素朴な疑問を持つようになりました。

このあたり自分でもまだ情報が足らず整理しきれてない部分もあるので、男性で育休をとった経験がある方、身近な人が体験したという方、男性の育休についてのご意見をぜひコメント欄で教えていただけると嬉しいです!

さて、たぶん、Yさんの言うとおり、育休を取っていない男性と育児を一緒にする場合、男性が育児について深く理解し、育児についてスキルアップするのには時間がかかるというのは本当です(なにしろその苦労と解決法を描いてきたのがこの連載だし……)。だからそれはお互いに地道にやるしかないけれど、うちの場合、夫は今やほぼ私と同じことができるようになったし、息子はかなりのパパっ子だし、パパ育休なしのハンデ(もはやそういう気分になってきたぞ!笑)は時間はかかるし苦労もするけどリカバーは可能でもある、ということはいちおう付け加えておきます。

というわけで、今回のまとめ。

夫(妻)の育児レベルの低さにつかれる。

妻(夫)からの育児スキルのダメ出しにつかれる。

夫婦で育児スタート時期が大きく異なる場合、そうなるのは当たり前。

育児を初めてする新人たちは地道にコツコツレベルを上げていき、育児を既に経験してきた先輩たちは、効果的なやり方を考えて周囲に教えていくしかない。今からでも育休をとって挽回する手もあるかもしれません。

さて、次回は、この夫婦のインタビューの最終回です。夫婦円満の秘訣はまだまだありました。