親は子どもを「○時間」寝かせたほうがいい理由

写真拡大

クリスティアーノ・ロナウドやオリンピック選手などのプロアスリートから一流ビジネス企業にまで、世界のエリートパフォーマーに毎朝、気分も体調も最高の状態になれる「眠りのメソッド」を提供している伝説的な「スリープコーチ」がいる。これまでどんなメソッドを実践しようとしてもうまくいかなかった人たちが、彼がコーチをはじめると次々と成果が上がるようになり、続々と世界の有名チームから声がかかっているという。海外メディアでも「彼はいったい何をしているのか」と噂されてきたが、このたびついにその門外不出のメソッドを著書『世界最高のスリープコーチが教える究極の睡眠術』にまとめた。本稿では、その驚くべき内容から、「子どもと睡眠」の関係についての極めて興味深い指摘を特別公開する。

「子どもの睡眠」を甘く見てはいけない

 米国立睡眠財団が推奨する新生児の睡眠時間は1日14〜17時間。年齢が上がるにつれて減少し、小学校に上がるころには9〜11時間、14歳では8〜10時間が推奨されている。

 大人が自分の睡眠をケアするかどうかは、結局のところ、情報を得たうえで自己判断で決めることだ。本書を読んだ方には、できるだけ多くのことを生活に取り入れてもらえればと願っている。

 しかし子どもは選択の余地がない。親は子どもの睡眠を真剣にケアしなくてはならない。

 睡眠は子どもの成長に不可欠だ。身体と心がしっかり育つためには、たっぷりと睡眠を取ることが必要だ。子どもに正しい「量と質」の睡眠を取ってもらうために、本書で紹介してきた、以下のようなことをいくつか取り入れるとよいだろう。

・真っ暗にするなどの「適切な睡眠環境」を与える
・「入眠」と「1日の始まり」の準備となる就寝前と起床後のルーチンをつくる
・「刺激物」が過剰にならないように注意する(子どもの場合はカフェインはもとより砂糖の取りすぎに注意)
 ただし、睡眠時間の長さなど、大人とは違う部分もある。

 子育て中の親に本書の「90分サイクル」の知識があれば、就寝時刻や起床時刻を子どもの睡眠に合わせて調節するときに非常に便利だ。

 状況次第で変更が必要なとき、本書の指針があれば、自信をもって柔軟に対応できるし、親子で睡眠への意識を高めることができる。

 子どものクロノタイプがわかれば子ども自身が学習に向いている時間を自覚できるし、将来スポーツ好きに育ったら、「有名なスポーツ選手たちを指導したスリープコーチの方法だよ」と言うことだってできる。

 ただし、本書で説く「R90メソッド」はそもそもは大人のためのものだ(本書のアドバイスについては、本連載第3回「寝る前に『○○』をするだけでグッスリになる理由」などをご参照ください)。

 子どもには、睡眠をコントロールするための「睡眠時間を減らしたり制限したりといったテクニック」は使わず、たっぷりと質のよい睡眠を取らせてあげよう。

 もちろん、邪魔を最小限に抑えるように工夫し、環境を整えたうえで、自然の流れで睡眠が取れるように見守ればいい。

 ほとんどの子どもは眠るのが上手だ。あなたが学んで実践してきたことは、子どもが大きくなってから教えてあげよう。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)