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日本IBMは3月15日、ミッドレンジの基幹業務用途をターゲットとしするPower Systems、およびそのOSである「IBM i」の事業戦略について説明した。

今回の事業戦略説明は、1988年のAS/400の提供開始から今年で30周年を迎えるにあたり開催したもので、今後、他社のメインフレームやオフコン、Windowsシステムを利用しているユーザーに向け、リプレースビジネスを積極的に展開するという

日本IBM 専務執行役員 IBMシステムズ・ハードウェア事業本部長 武藤和博氏

日本IBM 専務執行役員 IBMシステムズ・ハードウェア事業本部長 武藤和博氏は、「現在は、コグニティブ(人工知能)とクラウドの時代で、それを支えているのがIBMのハードウェアだ。IBM iは、AS/400を発表してから30年で、アプリ資産を保護するのが大きな特徴だ。また、時代のニーズに合わせ、新しい技術をいち早く取り入れている。POWERのは、1988年に比べ13.7万倍の性能を実現している。IBM iの強みはOS、データベース、ハードなどを垂直統合できる点だが、今後はこれに加え、AI連携、クラウド連携、モバイル連携、他システムとの連携など、水平統合も行っていく必要があり、それができるのがIBM iだ。IBM iを他社のメインフレーム、オフコン、Windowsを利用するお客様にいち早く届けていきたい」と語った。

IBM iのビジネス強化に向けて、同社が今年の1月に新設したのが、「IBM i 統括部」だ。この部署の新設はグローバル共通の施策だという。

この部署では、IBM iシステムを提供するパートナー支援を行う。

具体的には、AS/400向けプログラミング言語「RPG」(Report Program Generator)のアプリ開発支援や運用支援サービスを強化するほか、RPGアプリのリモート開発・運用サービスを推進する。

また、最近の技術者不足の課題を解決するため、パーソナルテクノロジースタッフやマンパワーなど人材会社と協業。IBMは教育向けに、クラウド上の開発環境やドキュメントを無償で提供する。

日本IBM IBMシステムズ・ハードウェア事業本部 Cognitive Systems事業開発 IBM i統括部 部長 久野朗氏は、「IBM iは、お客様の基幹システムを支えているシステムだが、今後は、Watson、クラウド、モバイル、他のプラットフォームと連携していくことが、お客様のイノベーションを起こす鍵になる。IBM iであれば、こういった新たな技術を使ったアプリを簡単に作成でき初期コストと運用コストを抑えることができる」とアピールした。