恵まれた体を持つキム・ヘリム 2018年最新スイングを辻村氏が解説(撮影:佐々木啓)

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「ダイキンオーキッドレディス」で開幕した2018年の国内女子ツアーは早くも二試合が終了。ツアープロコーチの辻村明志氏が会場で見ていて「気になった!」という選手のスイングにどこよりも早く解説してもらった。
【連続写真】現在ドライビングディスタンス6位!これがキム・ヘリムの最新スイングだ!
第5回はキム・ヘリム(韓国)。17年の「サマンサタバサレディース」で日本初参戦、初優勝を達成し、今季から日本ツアーに参戦するヘリムの18年のスイングとは。
辻村氏はスイングを一目見て「ダイナミックになった」と一言。「ヘリムさんは、きちきちとしたポジションを意識しない、あまり韓国選手らしくないスイングです。だからといって変なスイングではなく、安定感があります。それは両ヒジが体の遠くにいかないことです。常に体の近くになるから再現性が高い。そのスイングが今年はより力強くなりました」。
スイング自体に大きな変更はない。変わったのはスイングのスピード。「去年よりもアップテンポになっています。よく、間違えられがちなのですがアップテンポは決して悪いことではありません。良くないのはトップで止まらない打ち急ぎです。ヘリムさんは、アップテンポで上げて、トップでしっかり止まって間があります。だから、アップテンポで上げることで、去年以上のスイングスピードで気持ちよく最後まで振りぬけるのです」。昨シーズン出場した試合のドライビングディスタンスで一度もトップ10に入っていなかったが、今年は現在ドライビングディスタンス6位。成長は明らかに数字に表れている。
スイング以外でのヘリムの強さも語ってくれた。「ダイナミックなスイングに耐えられる身体を作れたこともこのオフの取り組みであると思います。シーズン中もトレーニングを行うなど、練習量は相当なものだと聞いています。だからこその今季のスイングができあがったのです。また、精神面の落ち着きもさることながらゴルフの頭がいい。判断力、決断力の両方を兼ね備えているから、状況ごとのジャッジがとても上手い。今年の女王争いに入っておかしくない選手です」
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。

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