ひいた時だけ飲んでも意味がありません

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人は誰でも風邪をひく。しかし、いつもピンピンしている人がいる。彼らには「早期発見・即対処」という共通点がある。風邪をひきそうになっても悪化させないから、周囲から「風邪をひいているように見えない」のだ。では、彼らはいつ、何をしているのか?

本記事では、現役の内科医、救急救命医、薬剤師などの知見と医療統計データ、150近くの最新の医学研究論文や文献を総動員し、「医学的に正しい風邪対策」を紹介する裴英洙氏の話題の新刊『一流の人はなぜ風邪をひかないのか?MBA医師が教える本当に正しい予防と対策33』から、内容の一部を特別公開する。(構成:今野良介)

ひいた後で大量摂取しても意味がない

現時点の医学的見解では、ビタミンCの風邪回復に対する効果はないと指摘されています。

ビタミンCを必要以上に摂取しても、尿と一緒に排出されます。反対に、あまりにも多く摂り過ぎると、下痢や胃腸障害を引き起こすこともあります。

もちろんビタミンCは、コラーゲン生成や傷の治癒、免疫系の強化など、身体にとっては必要です。しかし、わざわざサプリメントを飲まなくても、食事から十分なビタミンCを摂取できることがほとんどです。

風邪をひいたときだけビタミンCを大量補給するのではなく、日ごろからビタミンCを含めたバランス良い食事を意識することが、風邪予防につながるのです。

ただし、アスリートなど身体的負荷が高い人にはビタミンCが有益であるという研究結果があります。激務が続く肉体労働をされている人の風邪予防には、検討の価値があると言えます。

(参考記事)
『トイレの「ハンドドライヤー」を使ってはいけない』

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