iOSデバイスやMacでのアラーム設定には、さまざまな方法があります。Siriに頼んでもいいし、「時計」アプリのタイマーやアラーム機能を使ってもいいし、リマインダーを設定する手もあります。でも残念ながら、どの方法にもいくつかの注意点があります。そのせいで、なぜかスマートフォンが午前3時に鳴り出したり、スマートスピーカー「HomePod」が通知してくれると思っていたリマインダーが機能せず、あわてて玄関を飛び出すはめになるかもしれません。エンジニアのDr.Drang氏は、これらのアラーム各種がどう機能するのかを調べ、ややこしい違いが存在することを明らかにしました。

Dr.Drang氏は、タイマー、アラーム、リマインダーというiOSのアラート3種を比較し、それぞれにどんな機能が備わっているかを調べました。また、Apple Watchも含むiOSおよびmacOS搭載デバイスで、3種のアラートがどのように機能するかも比較しました。Dr.Drang氏の比較表には、各アラートに対応しているデバイスと、3種のアラートそれぞれの注意点がまとめられています。この記事では、それぞれのアラートを最大限に活用し、重要なアラートを逃さないために知っておくべきことをご紹介します。

時計アプリのタイマーは1つだけ

iPhoneでアラームを設定するには複数の方法がありますが、使いやすいものとは言えません。たとえば、時計アプリのタイマー機能で設定できるのは、一度に1つのアラートだけです。この点は、2つ以上のイベント(たとえば、洗濯と夕食の支度など)のタイマーを設定する際には不便です。

その解決策として、時計アプリのアラーム機能を使って複数のアラートを作成するという手もあります。ただしアラーム機能では、たとえば20分後といった「時間」ではなく「時刻」が使われるので(「20分後」に設定したくても、午後3時55分に開始した場合は午後4時15分に設定する必要があるので)、時刻の決まっていないイベントの時間管理には不便です。家事に無駄な時間を費やすのを防ぐタイマーがほしいだけなら、時計アプリも使えるでしょうが、複数のアラームをいちいち設定するのにうんざりしている人には、別の選択肢があります。

リマインダーアプリでアラートを同期させる

先述したように、時計アプリで複数のアラームを設定する場合には、簡単な計算が必要になります。さらに、開始したタイマーを同期させて、Apple WatchやiPadといった別のデバイスで知らせてもらうこともできません。アラートを同期させたいのなら、最善の選択肢はリマインダーです。ただし、これはこれで注意点があります(少し後で説明します)。

リマインダーのアラートであれば、iCloudを使って、すべてのデバイスで自動的に同期させることができます。iPad、iPhone、Apple Watchのいずれでも通知を受けられるため、スマートフォンを別の部屋で充電している時(あるいは、スマートフォンを持たずに散歩に出た時)には、とても便利です。タイマー管理の方法として完璧とまでは言えませんが、少なくとも、洗濯と夕食の両方に目を光らせておくには便利で簡単な方法です。

Dr.Drang氏の調査によると、リマインダーに頼る場合の欠点は、(タイマーとして使っているので)リマインダーの予定時間をSiriに訊ねると、不正確な日時が返ってくる可能性が高いことです。また、新しいHomePodで時間を管理したい場合、HomePodを使ってリマインダーを作成できますが、予定時間になってもHomePodはそれを教えてくれません。かわりに、iOSおよびmacOS搭載デバイスにアラートが送られます。あと一歩足りない、と言わざるをえません。

タイマーアプリを手に入れる

要するに、Appleデバイスに初めから搭載されている各種リマインダーは、いずれもどこか物足りないということです。時間を管理したり、洗濯の終了時間をチェックしたり、瞑想に費やす時間を測ったりするツールを求めているのなら、専用のアラームアプリを手に入れるのが一番確実でしょう。

『Timer+』などのアプリを使えば、複数のタイマーを一度に管理し、カスタマイズできます。Timer+は、時刻でなく時間を用いるので、パスタのゆで時間を測るたびに時計アプリをいじってアラームを新規作成しなくても、20分のタイマーがいつでも使えます。

専用のタイマーアプリや、ポモドーロテクニック(短時間の集中作業を繰り返すことで、仕事を成し遂げるテクニック)用のアプリを使えば、仕事関連の活動に費やした時間を追跡して自分の生産性をチェックすることも簡単です。

『Clockit』などのアプリで、執筆や勉強に費やした時間を記録しておけば、後から見返して、数日間でどれだけの時間を費やしたかわかります。この手のアプリを使うと、複数のタイマーの管理と編集や、たびたび繰り返すイベントの設定がずっと簡単に。「通知を有効」にしておけば、デバイスで従来のようなアラートを受信することもできます。

電車に乗り遅れてしまったじゃないかと、音声アシスタントをどなりつけることもなくなるでしょう。

Image: Jeramey Lende/Shutterstock.com

Source: Dr.Drang, Apple

Patrick Lucas Austin - Lifehacker US[原文]