ブリリアタワー西新の完成イメージ(東京建物発表資料より)

写真拡大

 東京建物は13日、福岡市相良区の都市型商業施設「西新エルモールプラリバ」跡で、新たな複合商業施設「ブリリアタワー西新」の建設に着工した。九州初の地下鉄駅に直結した免震タワーで、商業施設部分は2019年秋に開業する予定。

【こちらも】北九州市のスペースワールド跡、イオンモールが2021年に大規模集客施設へ

 ブリリアタワー西新は鉄筋コンクリート一部鉄骨地下2階、地上40階建て延べ約4万2,000平方メートル。地下2階、地上8階建ての西新エルモールプラリバの東側部分を取り壊し、タワーマンションを建築するとともに、西側部分を地上4階建てに減築、改修したうえで、新商業施設とする。

建物の高さは福岡タワー展望室の123メートルを上回る137メートル。地下2階で福岡市地下鉄空港線の「西新駅」と直結される。

 商業施設は延べ床面積が約1万平方メートル。西新駅から地上への導線の役割を果たすため、地下2階の食品スーパーをはじめ、食と生活関連の専門店を中心に誘致する。屋上には広場を新設し、地域の憩いの場となる空間を提供する。

 地上6階以上が共同住宅で、総戸数は事業協力者向けの20戸を含めて306戸。間取りは1LDKから4LDKを予定している。2階から6階は住宅専用の自走式屋内駐車場を整備する。駐車台数は165台。地上126メートルの最上階は居住者の共用部分とし、ビューラウンジやゲストルームを設ける。

 地上6階までは制振構造で、屋内駐車場と共同住宅の間に中間層免震構造を採用、地震発生時の揺れを低減し、建物全体の安全性に配慮する。

 西新エルモールプラリバは西新駅の開業に合わせて1981年、西新エルモールとして開業した。地元百貨店岩田屋の子会社である西新岩田屋が核店舗として出店したが、西新岩田屋が2003年に経営不振で閉店したあと、東京建物が施設を取得し、改装のうえ名称を西新エルモールプラリバと改めた。

 2002年には西新岩田屋と専門店街を合わせて約100億円の売り上げがあったが、西新岩田屋の閉店後は売り上げが低迷、2010年には70億円ほどまで落ち込んだ。このため、2015年で閉業して跡地を再開発することになった。