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ー ボトルネック解消に向け生産一時休止
ー 問題は解消可能 2017年実績はほぼ業界予想どおり

ボトルネック解消に向け生産一時休止

テスラ・モデル3の生産が、オートメーションの改良やボトルネック解消に向け、2月末に一時休止された。

テスラによれば、この生産停止は2月20日から24日にかけて行われ、3月末までには週あたりの生産台数を2500台にまで増やすことが可能になるという。

生産休止に先立って、テスラの従業員たちには、増大するバックオーダーを解消するためとしてバッテリー・パックの手作業による組立を行うよう伝えられた。匿名の内部筋がCNBCに語ったところによれば、テスラは提携するパナソニックから、生産スピードを引き上げるために従業員を借り入れているとのことだ。さらに品質管理部門のスタッフについても、経験が不足しており、十分に業務に対応出来ていないと伝えられる。

しかし、テスラのスポークスマンは、現段階ではいくつかの生産工程において「マニュアル」作業が必要になることは想定済みだったと回答している。「この点については、当社CEOのイーロン・マスクとCTOのジェフリー・ブライアン・ストロウベルが第3四半期の業績発表の際に議論を重ねており、われわれが生産するバッテリーの品質や安全性にはなんら影響はありません」とのことだ。


テスラでは、モデル3生産の「ボトルネック」を昨年中には解消すべく対応を進めていたことを認めている。テスラが第2四半期のレポートで1500台としていた2017年第3四半期におけるモデル3の納入台数だが、実際には220台に留まっている。

問題は解消可能 2017年実績はほぼ業界予想どおり

テスラは株主に対して「モデル3の生産工程やそのサプライチェーンに致命的な問題は生じていません。われわれはいま何が必要かを理解しており、近日中には生産のボトルネックを解消することができると確信しています」と改めて表明している。

昨年の10月から12月の3カ月間で、テスラは1550台のモデル3をオーナーのもとへと送り出しているものの、これは多くの業界アナリスト予想である4100台には達していない。

さらに、2018年第1四半期における最新のモデル3の生産目標台数としてテスラが掲げる2500台/週という数値は、5000台/週としていた当初目標の半分でしかない。テスラでは第2四半期末までにこの当初目標は達成可能だとしている。


生産に苦労するモデル3だが、公開翌月には40万台もの注文を受け付けており、CEOのイーロン・マスクは声明のなかで冷静さを保つとともに、こういった問題は早急に解消されるだろうと述べている。

モデル3は来年初頭に英国に上陸する予定だが、テスラでは現状の生産遅れが英国向けモデルの納入に影響を及ぼすことになるかどうかを明らかにしていない。

テスラでは2017年の第4四半期に、1万5200台のモデルSと、1万3120台のモデルXを含め、2万9870台の車両を納入している。これは3万台と予想された業界予測とほぼ一致した数値だった。