ホワイトソックスとのオープン戦に出場したマリナーズ・イチロー【写真:盆子原浩二】

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復帰後2戦連続無安打も“快足”飛ばしてファン魅了

 マリナーズイチロー外野手は12日(日本時間13日)、米アリゾナ州ピオリアでのホワイトソックス戦に「2番・左翼」で先発。古巣へ復帰後は2戦連続で無安打に終わったが、四球で出塁した4回には一塁から一気に生還して初得点を記録。快足でファンを魅了するも、「ちょっとまだ重い感じがしてますね」と走塁へのこだわりを見せた。

 3点を追う4回、先頭で打席に立ったイチローは2球で追い込まれるも、ファウルで粘って8球目で四球を選択。続くセグラが右翼へ打球を飛ばすと、一塁から自慢の足で一気にホームへ生還した。

 試合後、イチローは「足が1番(仕上がりが)遅いですからね。ああいうのが助かる。1番できるのが遅いですから。ベースランニングやっても、ゲームとは全然違うのでね」と、オープン戦出場2戦目で回ってきたチャンスを喜んだ。44歳、しかも1週間前まで神戸で自主トレをしていたとは思えない韋駄天ぶりだったが、「どうですかね、ちょっとまだ重い感じがしてますね」と、まだまだ伸びしろがあることを明かした。

 この日は第1打席は一ゴロ、第3打席は二直で2打数無安打1四球1得点。前日に続いて快音は響かず、古巣復帰後の初ヒットはお預けとなったが、快足でファンの心を掴んだ。(Full-Count編集部)