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近ごろは客室からWi-Fiでインターネット接続できるホテルが増えました。しかし、通信が安定しない、ドア付近ではつながるけれどベッドではつながらない、といった部屋に出くわすことも。今回は、有線(ワイヤード)も無線(ワイヤレス)も、MacやiPhoneで快適にインターネット接続できる道を探ります。

○安定したインターネット通信に必要な装備と設定

ホテルの客室でインターネット接続といえば、ひと昔前は有線(イーサネット)が一般的でしたが、現在ではWi-Fiアクセスポイントを用意するホテルも増えています。自分はスマートフォンでテザリングするから……という人もいるでしょうが、客室でモバイル回線が安定して使えるかどうかは運次第です。安定したWi-Fi回線があれば、就寝前にスマホで動画配信アプリを楽しむ余裕も出てきますから、速くて安定したWi-Fi回線が使えるに越したことはありません。

出張のお供がノート型MacとiPhoneという場合、Wi-Fiを使うための事前準備は必要ありませんが、客室にイーサネット端子が用意されているとしたら、これを使わない手はありません。多くのホテルでは、Wi-Fiアクセスポイントは他の(複数の)客室と共有で、通信状態がベストとはかぎらず、時間帯によっては混雑して通信速度が大幅に低下するからです。

出発までに日数の余裕がある場合には、USBポートに差し込むとイーサネット端子を使えるようになる「Apple USB Ethernet アダプタ」、Thunderboltポートで同様のことが可能になる「Apple Thunderbolt - ギガビットEthernetアダプタ」を入手しましょう。価格はいずれも3千円程度ですが、より安価なサードパーティー製品も多数存在します。

USB Type-Cポートしか装備していないMacBookの場合、上述した2つの製品を直接つなぐことはできませんが、サードパーティーからUSB Type-C/イーサネットアダプタがいくつも発売されていますし、千円前後で入手できるほど価格も手ごろです。

そうしてイーサネット経由でインターネットに接続できるようになったMacは、macOSの「インターネット共有」を有効にすると、インターネットへの経路をWi-FiやBluetoothを通じて他の端末に提供できます。iPhoneはもちろん、iPadやAndroid端末、Wi-Fi/Bluetooth対応のパソコンも子機として利用できるので、Macがルータとしての役割を果たすと考えればわかりやすいでしょうか。Macのシステムを稼働させておかなければならないため、電源を自由に使えるホテルの客室ならではの活用法ですが、これで遅い共用のWi-Fiアクセスポイントを使わずにすむようになります。

○「インターネット共有」を設定する

インターネット共有は、システム環境設定「共有」パネルで設定を行います。左側の欄で「インターネット共有」をクリックし、共有する接続経路としてイーサネットに接続しているポート(Thunderboltブリッジなど)を選択、相手のコンピュータでのポートとして「Wi-Fi」や「Bluetooth PAN」を選びます。なお、「インターネット共有」がチェックされているときには、これらの項目は変更できません。

「Wi-Fi」項目をチェックすると、「Wi-Fiオプション...」の設定変更が可能になります。現れたダイアログでは、ネットワーク名(SSID)、チャンネル、セキュリティを設定できますが、初期設定のままでかまいません。セキュリティが「なし」のままでは不安という場合は、「WPA2パーソナル」を選択したうえでパスワードを登録しておきましょう。

設定完了後に「インターネット共有」をチェックすると、ほかのコンピュータのネットワーク設定に影響を与えるかもしれないという主旨のダイアログが表示されるので、かまわず「設定」ボタンをクリックするとインターネット共有が有効になります。

これで、他のスマートフォン/パソコンからMacがWi-Fiアクセスポイントとして見えるようになります。接続方法は一般的なWi-Fiアクセスポイントと同じで、初期設定のままの場合はパスワードを入力する必要すらありません。インターネットアクセスも、直接他のスマートフォン/パソコンから接続するときとまったく同じです。安心してスマホで動画配信アプリを楽しんでください。