メッセンジャーアプリは、その国でトップのシェアを取らないとなかなか厳しい

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「LINEモバイル」社がソフトバンクの子会社化されることとなった。

『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」で、“ホリエモン”こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏が、LINE社の意図と今後の展開について予測する!

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ひろ 2016年秋に登場したときには「MVNO(仮想移動体通信事業者)の台風の目になる!」とか「ドコモなどのキャリアを脅かす可能性もある!」なんていわれていた「LINEモバイル」社が、ソフトバンクの傘下になったみたいですね。

ホリ 俺、このニュースにけっこうビックリしているんだよね。

ひろ ほう。なんでですか?

ホリ 俺は、LINEはMVNOではなく、ドコモやソフトバンクみたいなキャリアになると思っていたから。キャリアって毎年すごい利益を上げているでしょ。

ひろ そうですね。ドコモ、au、ソフトバンクの3社を合わせると、ざっくり2兆円だとか。

ホリ で、今ってiモード全盛だった頃に比べて各社に差がない。だからシェアは均等に近づいていくんだよね。ということは、LINEが携帯市場に食い込めば、4分の1に近いシェアを取れたかもしれない。

ひろ でも、それはかなりうまくいったときの話ですよね。キャリアのビジネスって、自前でインフラを整備しないといけないじゃないですか。すでに基地局とかを整備しまくったドコモでさえ、毎年数千億円単位で設備投資しているわけですから、LINEが初期投資も含めて一から始めるのはあんまりおいしい話に思えないような。

ホリ 確かに「ハイリスク&ハイリターン」ではあるよね。それに、少し前に楽天がキャリアビジネスに参入するって宣言したから、5社でシェアを分け合うってなると、うまみはなくなるだろうし。

ひろ LINE的には思っていたより儲からないし、将来性もあまり見えないから、LINEモバイル社をソフトバンクに売ったって感じなんすかね?

ホリ かもね。あと、LINEのメッセンジャーアプリとしての立場ってすごく中途半端だと思うんだよ。日本やタイ、台湾なんかではかなり普及しているけど、その他の国ではシェアは限られているじゃん。

ひろ メッセンジャーアプリの2017年の世界のユーザー数を見ると「WhatsApp」が約9億人で「フェイスブックメッセンジャー」が約8億人、「QQ」が約8億6000万で「WeChat」が約6億5000万なのに対して、LINEは約2億1000万ですからね。

ホリ しかもメッセンジャーアプリって、その国でトップのシェアを取らないとなかなか厳しいんだよね。

ひろ ですね。「みんなが使っているから」という理由で使うわけですから。どマイナーなアプリを使っていても送る相手がいないということになる。

★後編⇒ホリエモン×ひろゆきが考えるLINEモバイル買収「ネイバーとソフトバンクとの資本提携まである?」

(構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル)

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)

1972年10月29日生まれ、福岡県出身。旧ライブドア社長。SNS株式会社オーナー兼従業員。『やっぱりヘンだよね』(集英社)が好評発売中

●西村博之(にしむら・ひろゆき)

1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。近著は『無敵の思考―誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21』(大和書房)