長らく不景気が続いていた日本に、再びバブルの波がやって来た。しかも当時を彷彿とさせるような金払いの良いねるとんパーティ的な合コンも増えており、A女、E女たちが恩恵を受けているという! ニッポンの新バブルの実態に迫る。

■港区は金持ちが集まりやすい街
 ティッシュの箱ほどの大きな携帯電話を持った芸人の平野ノラが、「しもしも〜? ぶっとびー!」とやるのが面白い“バブルネタ”。バブルとは、1986年12月から91年2月までに起こった、異常なまでの好景気時期のことだ。それが最近、ガチで再来の兆しがあるのだ。その象徴が東京都港区に生息する“港区女子”。彼女たちの財布が、札束まみれだというのだ!

 庶民にとって、政府が言う「景気回復」はまるで実感がないが、港区は違うという。経済評論家の荻原博子氏が解説する。「安倍政権になって以降、史上最高の景気回復が訪れ、この4年間で企業の内部留保が100兆円増加しました。それにより、大手企業のサラリーマンやIT企業、投資家たちは恩恵を受けている。港区はそうしたお金持ちが集まりやすい街なんです。男性は儲かったら使いたくなるもの。あるところには、お金はあるんです」

 比例して、六本木、西麻布周辺に高級店が軒並みオープン。「金の臭いに敏感なタクシーが港区に集まっている」(前同)のも、バブルの兆しを象徴する光景だという。

 金を払う男がいれば、当然、女性も集まるもの。6年前から港区で遊び続けているモデルのアンジェラさん(26・仮名=以下同)も、そんな一人だ。「自然発生的に作られた港区女子のLINEグループがいくつかあるんですが、200〜500人の大所帯で、女子大生から業界系までいます。そこにギャラ飲み募集が投稿されるので応募し、先方に写メを送り、審査をクリアして参加という流れが主。相場は、タクシー代のみ1万円から、ギャラとして2万円支払われたり、私が幹事として女性を集めるときは、10万円を一度もらってから参加女性に分配するなど、さまざまです」

■IT企業や芸能プロダクションは見かけ倒し
「この前は“18〜20歳で3万円”の募集があり驚いた」(前同)と言うが、やはり若ければ若いほどギャラはいいという。「金払いがいいのは、上場していない中小企業役員で、特に、飛行機の部品を作っているなど、競争相手のいない企業の“部品系男子”はすごい。この前は、高級シャンパンを開けて並べまくり、一晩で2000万円使っている部品系がいましたね」(同)

 一見、稼いでいそうな、上場したIT企業や芸能プロダクションなどは「見かけ倒し」(同)と辛辣だ。「男性の遊び方は年齢により差がありますね。バブルを経験した40代後半以上は、“エルメスで何か買ってやる”と誘ったり、あからさまで下品。ZOZOTOWNの前澤友作さんも、そのタイプですね」(同)

 対照的に、30代の“新・バブル男”は評判が良い。「飲みのときに必ず、高級シャンプーや化粧水などのお土産をくれ、その中にポチ袋がある。開けると万札が入っていて、スマートでかっこいいですね」(同)

 また、あらかじめ決められたギャラのほか、チップが支払われることも。「ストッキングを破らせて1万円、カラオケで94点以上出して1万円、テキーラ一気飲みで1万円……と、“オプション”で一晩10万円稼げる日もあります」(同)

 夏は、クルージングが盛んに行われ、「葉山や佐島にある彼らの別荘に泊まり、所有クルーザーをヨイショして1万円」(同)というのが風物詩なんだとか。

■プロ野球やサッカー選手と…
 そうした一般男性の他に、港区を主戦場とするのは有名人で、「ギャラよりも、有名人目当てで港区にいる子も多い」(同)そうだ。実際に、スポーツ選手目的でギャラ飲みに参加する、グラドルの麻美さん(29)が言う。「野球選手だと、特に巨人は、先輩からの“紳士たれ”な伝統のおかげか、必ず1万円をくれる。一方、日本ハムやロッテは気に入った子にしかギャラが出ないから、オフ日が重なるのでギャラ飲み日が重なりますよね。すると、金を優先する女性なら巨人に流れがち。時間がズレていたらハシゴしますけどね(笑)」

 一方、サッカー選手は「ギャラはほぼない」(前同)と寂しい。「会場も、通常は一晩で十数万円はするだろう、麻布十番のマンシーズトウキョウや西麻布のハグですが、彼らはパセラが主流。で、徐々に人数が減っていくんですよね。彼らの目的はお持ち帰りなんですが、女性も、それ目当てだからウインウインなんです」(同)

■女子大生が荒稼ぎ!?
 気になる体の関係だが、一般のギャラ飲みでは発生しないのだろうか。「“1万円で、そこまでする?”みたいなお触り野郎はいますが、本当に2〜3時間飲むだけのいい人もいる。確実に“ある”のは、海外系ですね。“ハワイやグアム、セブやシンガポールに行ける子募集! 最低でも15万円は保証します”という募集がかかることはよくあります」(前出のアンジェラさん)

 そうした募集要項には、「今月はAちゃんが2泊3日で70万円をゲットしました!」という煽り文も躍るという。「で、募集主に詳細を聞くと、“この値段で、夜の接待がないわけないだろ”と。パパ活をしていて、ラウンジ勤務とタレント活動を緩く平行しているような子は、食いつきます」(前同)

 対照的に、こうした煽りにも動じないのが女子大生だという。「パパ活のために港区にいる18歳の女子大生が、“1か月30万円を提示されたけど、こんなんじゃ、安すぎる”と。普通のOLでも稼げない額ですよ? それを増額要求するのが信じられない」(前出の麻美さん)

 そんな女子大生たちの金の使い道は、かつてのようなブランド品を買い漁ることではない。「見た目は地味で清楚な方が多く、お金は整形代に。最近見分けがつかないほど皆、同じ顔です」(前同)

 港区で荒稼ぎする彼女たちは、いったい何を目指しているのだろうか。「港区の男たちを利用して、玉の輿に乗りたい、今より良い会社に入りたい、自分の店を持ちたい、などですね。私は一石二鳥で酒が飲みたいだけ。今日も楽しく稼いできますよ」(アンジェラさん)

 やはり、港区はバブル真っ只中だった。大都市の一部ではすでに沸騰している新バブル。過去に学ばず、躍らされすぎるのは危険だが……。