チャンスはありながらゴールを決められなかジョー。これで2試合連続のノーゴールとなった。写真:徳原隆元

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[J1リーグ3節]湘南0-0名古屋/3月11日/BMWス
 
 湘南戦に3試合連続でスタメン出場した名古屋のジョーはノーゴールに終わり、チームもスコアレスで引き分けた。
 
 今季の補強の目玉と言えるストライカーは、16分に相手GKが弾いたところに素早く詰めて鋭いシュートを放ったが決められず。その後は的確なポストプレーで味方を活かすも、決定的な仕事はできないまま90分を終えた。
 
「試合の流れは悪くなかったです。点を取るチャンスはありましたが、決め切ることができませんでした。ただアウェーで勝点1を獲得できたのは大きいです」と前を向いたが、試合終了後の表情には悔しさが滲み出ていた。
 
 G大阪との開幕戦では決勝ゴールを奪う鮮烈なデビューを飾ったが、その後の磐田戦と湘南戦では不発。風間八宏監督は「だんだん疲れも出てくると思います」とエースを慮り、本人は「100パーセントの状態ではありません」と口にする。もっとも「試合に出続けることで自分のコンディションは良くなると思います」とも強調した。
「開幕戦からまだ3試合目ですし、チームメイトと(の連係に関しては)分からないことが出てくるのは当然です。自分の動きをみんなに伝えていきたい。そうすればもっと良くなるはずです」
 
 3月14日にはルヴァンカップの広島戦、3月18日にはリーグ4節の川崎戦を控えるが、連戦をこなしながらコンディションを上げられるか。かつてブラジル代表にも選ばれた男の爆発を待ちたい。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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