髪の花粉症対策

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花粉症と髪って、関係あるの?

春先になると気になるのが、花粉症。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙…つらいものですね。

日本気象協会の予測によると、2018年の花粉は全国的には平年並みややや少ないところが多いようですが、毎年悩まされている人にとっては、どんなに飛散量が少ないと言われても憂うつな季節の始まりです。

その花粉症対策、あなたはどうしてますか?

マスク、目薬はもちろん、部屋に空気清浄機や加湿器を置いているという人も多いでしょう。

最近では、花粉の付きにくい素材の服も売られています。
また、特にひどい人は医師のお世話になっているというケースもあるでしょう。

ところで、髪と花粉症の因果関係って、知ってますか?

髪の毛が花粉をくっつける

花粉症は、日本の場合主にスギとヒノキの花粉が花や目、のどの粘膜にくっついて引き起こすアレルギー症状です。

この「くっつく」というのがポイントで、花粉はそれこそいろいろなところにくっつきます。
人間でいうと、衣服がその代表ですが、実は髪の毛も花粉の「巣」になるんです。

髪の毛の表面にはキューティクルという物質があります。
このキューティクル、うろこのような形になっているので、微細な花粉をひっかけてからめとってしまうんです。

ですから、外から屋内に入るときには、髪の毛の花粉をよく落とす必要があります。
これは手ぐしでは無理ですので、玄関先にブラシを置いておくのがいいでしょう。

さらに、可能であれば、帰宅したらすぐにお風呂に入ってシャンプーしましょう。
このとき、リンスやトリートメントもしておけば、キューティクルが整うため、花粉をひっかけるリスクも低くなります。

髪を健康で美しく保つための手入れは、花粉症を防ぐ対策にもなるのです。

ヘアスタイルはコンパクトに

ヘアスタイルも重要です。

当然ですが、ショートヘアよりロングヘアの方が花粉が就く量は多くなります。
また、ロングヘア―の場合、髪の毛同士がこすれて静電気を帯びるので、ますます花粉をくっつけることになります。

かといって、花粉症対策で髪を切れというのは酷な話。

ロングの人は、なるべくまとめるのがいいでしょう。
ポニーテールより三つ編みといった具合です。

傷みの原因は花粉を呼ぶ

また、髪の毛の傷みの原因となるヘアダイやアイロン、パーマなどは控えるのが無難です。
キューティクルがめくれたり、切れ毛や枝毛が増えると、花粉を付着させる要素も増えることになります。

「髪の毛からの花粉症対策」。
毎年悩まされている人は、この春チャレンジしてみるのはいかがでしょう。