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マンガのデジタル化が進み、今やマンガは紙で読むのがすべてではありません。小学館、集英社、講談社といった出版社だけでなく、IT企業なども続々とマンガアプリをリリースしており、アプリで連載しているマンガのアニメ化や映画化も増えています。まさに世はマンガアプリ戦国時代! マンガアプリのテレビCMを見たことがある人は多いのではないでしょうか。

そこで、過去に50以上のマンガアプリを利用し、やろうと思えば3日くらいはぶっ続けでマンガを読んでいられるであろう筆者が、全人類におすすめしたい無料のマンガアプリを紹介していきます。

○■ GANMA!

GANMA!は、コミックスマートによるマンガアプリ。作品はほとんどがオリジナルで、少年マンガや少女マンガ、青年マンガまで幅広くラインナップ。すべての作品が全話無料で読めるのが最大の特徴で、マンガを読むために動画広告を見る必要もなし。ああ素晴らしい! マンガ好きにとっては夢のようなアプリです。

オリジナル作品に力を入れているため作品数が多く、自分好みの作品を選ぶ楽しみがあります。この中から次世代を担うWebマンガが出てくるかも!? GANMA!は「金の卵」の集まりなんです。

筆者のおすすめは『なんと染め抜く』(つねこ、作家名は敬称略)。幼なじみで一緒に育ったはずなのに、キレイになったヒロインの存在をふと意識してしまう、高校生同士の甘酸っぺえ学園恋愛ドラマです。

○■ pixivコミック

pixivコミックは、pixivのマンガアプリで、公開されている作品はすべて無料で読み放題。ただし、マンガの一部は公開期間が終了していて読めないことがあります。ちなみにマンガは縦読みです。

イラスト投稿サイト「pixiv」発のオリジナルマンガ作品のほか、2018年3月現在、講談社の『徒然チルドレン』(若林稔弥)や小学館の『響〜小説家になる方法〜』(柳本光晴)など、他社の人気作品も多数掲載されています。また、pixivコミックが厳選したユーザーのの投稿作品は、全話無制限に読むことができるので、いずれ大ヒットするマンガ作品が見つかるかも?

pixivからは、『ヲタクに恋は難しい』(ふじた)のように、単行本の発行部数が500万部を超える看板マンガが生まれました。筆者のおすすめは『生まれ変わってもまた、私と結婚してくれますか』(森永ミク)というpixivコミック限定作品。時代は昭和。病室で少し年老いた女性が、生涯の伴侶との出会いを語っていきます。2018年3月現在、まだ4話ですが面白い! 今後ヒットする予感、むむっ!

○■ マンガの時間

マンガの時間は、新潮社が発行する月刊マンガ雑誌「コミックバンチ」や、同社のWebサイト「くらげバンチ」の作品が読めるアプリ。無料で読めるのは、各作品の1話から3話。続きを読むには、毎日8時と20時に回復する無料コインか、有料のコインが必要です。無料コインでも、1日にマンガを6話読めます。

作品数は50ほどで少数精鋭! 筆者が特におすすめするのは、月刊コミックバンチでも連載中の『応天の門』(灰原薬)。平安時代を舞台に、天才・菅原道真と、好色・在原業平が織りなす歴史ミステリーです。平安時代の背景や文化など、かな〜り細かいところまで描写しているのが魅力。歴史ものが好きな方はぜひぜひ。

ひとつだけ希望を挙げるとしたら、作品の更新頻度でしょうか。他社のアプリだと基本的に、作品は毎週更新なのですが、マンガの時間では2018年3月現在、毎週更新される作品が少なめです。月刊誌のマンガをアプリで公開しているという理由もあると思いますが、更新頻度の高い作品が増えるともっと読みがい出てきてうれしくなりますね。

○■ マンガワン

マンガワンは、小学館のWebサイト「裏サンデー」のマンガ作品や、週刊スピリッツの人気マンガが読めるアプリ。無料で読めるのは最初の1話や一巻分(作品によって異なります)で、続きを読むには、毎日9時と21時に4つ回復する「ライフ」1つか、課金して手に入れる「チケット」1枚を利用します。アプリのダウンロード時に初回特典として、100チケット以上が無料でもらえるので、がっつりマンガを読みたい人におすすめ。

たびたび開催される、小学館の名作をアプリ内で公開する「イッキ読み企画」も魅力的。ライフやチケットで他の作品と同じように全話読むことができ、2018年2月は、『漂流教室』(楳図かずお)の全巻分が公開されました(2018年3月の時点では終了しています)。過去には『結界師』(田辺イエロウ)や『焼きたてジャパン』(橋口たかし)などのイッキ読み企画が実施されています。

ただし、イッキ読み企画は期間限定。作品が100話以上ある場合、毎日もらえる無料ライフだけでは読みきるのは至難のワザ。筆者は何度も挑戦しましたが、いまだ叶わず。2016年に行われた『おやすみプンプン』(浅野いにお)の一気読み企画では、全147話のうち116話まで読んでキャンペーン期間が終わってしまいました(正直かな〜り頑張ったのですが)。続きが気になって気になって、眠れぬ夜を過ごしました(それ以来、悔いのないマンガライフを送れるよう、気になったイッキ読み企画では課金しています)。

マンガ作品は更新される曜日で分けられているほか、男子向け、女子向け、大人向けにカテゴライズされた人気ランキングもあります。作品名による50音順の並び替えや作品検索機能も備え、使いやすいアプリとなっています。

筆者のおすすめ作品は、『青のオーケストラ』(阿久井真)という作品。ヴァイオリンを題材とした、高校生たちの恋と協奏の物語です。画面から、ヴァイオリンの音が聞こえてくるように錯覚するほど、演奏の熱が伝わってきます。

○■ LINEマンガ

LINEマンガは、LINEが運営する電子コミックサービス。20万冊のマンガをそろえたストア機能のほか、出版元の垣根にとらわれず、アニメ化作品やドラマ化作品などを無料で連載する連載機能もあります。2018年3月現在では、講談社の『七つの大罪』(鈴木央)や小学館の『坂道のアポロン』(小玉ユキ)、スクウェア・エニックスの『賭ケグルイ』(原作:河本ほむら、作画:尚村透)など、読める作品は200作品以上! 。

ただし、出版社の作品は終了期間があらかじめ決まっており、途中で更新が終了することも。筆者は昨年、毎週楽しみに読んでいた作品の読み終わりに突如現れる「ご愛読ありがとうございました」の文字に、ボーゼンとした経験が何度もあります……。

基本的に連載マンガは、最初の3話+最新の3話が無料。このほかの話は、マンガコインを使って読みます(作品によりますが、1話で大体30コイン)。LINEマンガのオリジナル作品も、少数ながら連載されています。LINEがオリジナルマンガをはじめたのは2015年から。まだ歴史は浅いですが、面白い作品が多いと思います。

筆者のおすすめは、LINEマンガのオリジナル作品『マリーミー!』(夕希実久)。2017年の「100万人が選ぶ 本当に面白いWEBコミックはこれだ! 」の女性向けランキングで第1位に輝いています。本当の恋をしてこなかった20代の男性と女性とが、強制的に結婚させられて、同棲していく中で恋を知っていく物語なのですが、とにかくヒロインが可愛くて「あああああああああああああ」(以下発狂)。

LINEによるオリジナル作品は、マンガ一覧の右上に「LINEオリジナル」の表記が入っていますが、注意しないと見落としてしまう小ささ。自社のマンガでも贔屓せず、他社の人気作品と公平に競っているからこそ、面白い作品が生まれているのでしょう。

○■ 後編へ

マンガアプリでは、いつでもどこでも、スマホさえあればマンガを読めます。電車やバス、学校、会社。あらゆる場所で、極上のエンターテインメントが楽しめるなんて……。マンガが人生を劇的に変えることは少ないかもしれませんが、人生をちょっとだけ豊かにしてくれるのは確かだと思います。後編では4本のマンガアプリを紹介しますよ。どんなマンガアプリが登場するか、お楽しみに。