アイシン精機の公式採用ページより

写真拡大

 アイシン精機や豊田自動織機などトヨタ自動車グループの主要メーカーが発表した2018年度の採用計画は、多くの企業が技術系や現場で働く技能職の採用増を見込む。車の電動化や自動運転に対応し、ソフトウエア開発者などを増やす。各社が主要拠点を置く愛知県は労働市場の需給逼迫(ひっぱく)が続いている。

 アイシンは技術系で前年度より16人増の134人のほか、技能職も大幅に増やす。自動運転に対応した制御システムの開発や生産現場の人手不足などに対応する方針。子会社で変速機世界大手のアイシン・エィ・ダブリュも技術系で同84人増の230人、技能系で同69人増の800人と大幅増を計画する。

 豊田織機は技術職で同33人増の170人、技能職で同70人増の220人の採用を計画。電動化部品や物流ソリューション事業の開発を強化する。

 一方、ジェイテクトはソフト開発者の採用に力を入れる。自動運転車の実用化が迫る中、「今後数年間でのエンジニアリング強化が重要」(広報部)とみる。企業内訓練校で技能職の働き方の高度化も進め、労働力不足に対応する。

 トヨタ紡織や豊田合成、愛知製鋼も電気・電子系などの増員を見込む。自動車部品で国内最大手のデンソーは3月中に採用計画をまとめる見通し。