トランプ政権内におけるセックスと暴力の歴史

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元妻のイヴァナやマーラから、プッシーゲート、ポーターまで、トランプ自身と彼の側近にまつわる家庭内暴力やセクハラ疑惑の歴史を振り返る。

ホワイトハウス周辺の権力を持った男性たちの間には、ひとつのパターンがあるようだ。2018年2月、ロブ・ポーターに関わるスキャンダルが明るみに出た。トランプ政権内で重要な地位に就いていた彼は、元妻たちへの家庭内暴力の疑惑がかけられている。また同時に、大統領のセクハラ発言疑惑に関わる女性たちへ、大統領の側近らが金銭を支払って黙らせようとした、という報道も流れた。しかし、トランプと彼の側近たちによる女性蔑視の歴史は過去に遡る。さらに、多くの告発者たちに対する彼らの言い訳は矛盾だらけだった。トランプ・ワールドでは、家庭内暴力に対する告発を受けても不適任者とされることはない。疑惑をかけられた者は、”優秀な”人間として賞賛されている。さらにセックス、暴力、不貞行為等のスキャンダルは、箝口令を敷いたり金銭を使って日常的にもみ消されている。以下は、トランプ大統領と政権内におけるセックス、嘘、暴力にまつわる疑惑の歴史である。

1980年代前半
ドナルド・トランプは、航空機内で隣り合わせたジェシカ・リーズとの間のアームレストを上げ、彼女の胸を探りはじめ、スカートにまで手を伸ばそうとした。「あれはレイプでした」とリーズは後にニューヨーク・タイムズ紙に語っている。「彼はまるでタコのように体のあちこちを弄ったのです」(トランプは、”ばかげた滑稽な”クレームだとして否定し、”事実や常識や論理を無視している”と主張した)

1986年
裁判所への申し立てによると、アンドリュー・パズダーは妻のリサ・ヘニングに対する”暴行と虐待”により、椎間板損傷を含む”深刻で後に残る”傷を負ったという。(パズダーは暴力を否定した。離婚して現在はリサ・ファイアスティーンとなった元妻は、告訴したことを今は後悔しているという。「アンディと私は、お互いに負った傷について許しあいました」と最近彼女は書いている。)

※アンドリュー・パズダーは、トランプ大統領が労働長官に指名したが2017年2月に辞任を発表。

1988年
リサ・ヘニングはパズダーに対する訴訟を起こし、理由もなく彼女の”顔、胸、背中、肩、首を激しく殴った”として35万ドル(約3700万円)の損害賠償を請求した。

1989年
離婚劇を描いた著書『Lost Tycoon』の中には、怒り狂ったトランプが、当時の妻イヴァナの髪を掴んで引っ張り、”暴力的”なセックスを強要したとの記述がある。「離婚訴訟に関する宣誓証言の際、私は夫が私をレイプしたことを供述しました」とイヴァナは後に書いている。「私は”レイプ”と表現しましたが、その文字通りに解釈したり、犯罪的な意味に取って欲しくはありません」と述べた。(2015年、トランプの個人弁護士マイケル・コーエンは、”配偶者間のレイプはない”としてレイプの事実を否定したが、後に自身の”不明瞭なコメント”を謝罪している。)

1990年
イヴァナとトランプとの離婚の裏には、”残酷で非人間的な”扱いがあったという。イヴァナ側の弁護団によると、言葉による暴力や恥辱も含まれる。和解の条件には発言禁止令も含まれ、イヴァナはトランプとの結婚生活について発言できないという。

1990年
ヘニングはトーク番組『オプラ・ウィンフリー・ショー』で、パズダーによる暴力疑惑の詳細を語った。彼女によると、夫は彼女の告発に対して”リベンジを誓い”、「どこまでも追い詰めてやる。絶対に諦めない。お前は報いを受けるだろう」と言ったという。

1990年代前半
トランプはナイトクラブで、クリスティン・アンダーソンの体を触り、彼女曰く、スカートの中に手を入れたという。「彼は下着をめくって性器にまで触れてきました」と彼女はワシントン・ポスト紙に証言している。(トランプの選挙戦の広報担当だったホープ・ヒックスは、この話を否定した。「トランプ氏は、売名行為をもくろむ者による嘘の主張を強く否定しています」)