企業倒産が低水準に推移する一方で、中小企業を中心に人手不足が深刻化している。「人手不足」関連倒産は、現状は「後継者難」型が中心で推移しているが、人手不足感が解消されない中で「求人難」型が、2017年は前年より2倍増(前年比105.8%増)で推移し、動向が注目される。


2月は18件発生

 2月の「人手不足」関連倒産は18件(前年同月23件)で、4カ月連続で前年同月を下回った。内訳は、代表者や幹部役員の死亡、病気入院、引退などによる「後継者難」型が16件(前年同月18件)、人手確保が困難で事業継続に支障が生じた「求人難」型が1件(同ゼロ)、中核社員の独立、転職などの退職から事業継続に支障が生じた「従業員退職」型がゼロ(同1件)、賃金等の人件費のコストアップから収益が悪化した「人件費高騰」型が1件(同4件)だった。

2月の産業別、卸売業が最多

 2月の産業別では、最多は卸売業4件(前年同月3件)と建設業4件(同10件)だった。次いで、サービス業他3件(同1件)、製造業2件(同3件)、運輸業2件(同2件)、情報通信業2件(同1件)、小売業1件(同3件)と続く。