moogle evo。(画像:大和ハウス工業発表資料より)

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 大和ハウス工業は6日、狭小空間点検ロボット「moogle evo(モーグル エヴォ)」の販売を開始した。ちなみに命名の由来は「mole(モグラ)」であり、床下に潜るという特徴からつけられている。

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 同社のロボット事業推進室立ち上げは2008年10月のことだ。2012年、戸建て住宅の床下や溝などを点検するためのロボット、「moogle」を住宅メーカー、工務店、リフォーム会社向けに販売開始した。以後、300台ほど販売されたという。

 そのmoogleに新機能を付け加え、インフラ点検にも有効な形としたものが今回の新型、「moogle evo」だというわけだ。

 1960年代、すなわち高度経済成長期には、橋や道路などの大規模な整備があった。半世紀以上を経て、その老朽化が進み、更新の需要や、また老朽化の程度の確認などの需要が生じている。

 具体的には、国土交通省は5年に一度の定期的な点検と損傷状況の報告をインフラ管理者に要求している。

 そこで、大和ハウスのmoogleシリーズは、点検カメラの性能を強化し、クラック(ひび割れ)の判定能を向上させたわけだ。従来の4倍の解像度を獲得、クラックの幅に応じて自動的に色分けする機能なども追加されている。

 その他新機能としては、コードレス無線中継、コンセント不要化、温度・湿度計の装着、バッテリーの長時間化、LANポートの追加などがある。

 商品概要としては、重量は約12キログラム、条件にもよるが乗り換え可能な段差の最大の高さは15センチメートル、連続使用は最大2.8時間となっている。

 販売地域は一部地域を除いた全国。基本的には住宅メーカーなど業者向けの商品である。価格は買取が260万円(税抜、1年保証)もしくは280万円(5年保証)。リースは月5万円前後である。