なぜ人生最大のピンチは、何度も何度もやってくるのか?

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「うわ〜〜。すっごいピンチだ」「人生最大のピンチ来てしまった」なんて、思うことありますよね。『20代に伝えたい50のこと』(ダイヤモンド社)の著者秋元祥治さんは、「人生最大のピンチ」が何度もやってくることの意味について、こう考えてみては、と語ります。本連載では、『20代に伝えたい50のこと』から抜粋しながら、メッセージをお伝えしていきます。

ピンチに出会うからこそ、自身のキャパを知ることができる

 仕事だって、プライベートだってよい時もあれば、悪い時もありますよね。ピンチがやってくるのは、突然のこと。調子のよい時こそ慢心せずに着実に取り組みを重ねていきたいものです。中には「何もかもうまくいっている、問題は特にない」なんて言っている人もいますよね。僕もその気持ちはよくわかりますが、しかしそれは黄信号ではないでしょうか。

 イチロー選手はじめトッププレイヤーに共通するのは、高い記録を残し、そして表彰されるような実績を残しても、あまりに謙虚なコメントや反省の弁を残していることです。今よりもよくありたい、という姿勢そのものがよい結果を生む源泉だからです。

 よいこともあれば、もちろん悪いこともあります。僕自身も、多くの失敗や困難に直面してきました。16年前に創業して以来、ヒト・モノ・カネ、様々な出来事がありました。

 たとえば中心的なスタッフに批判され、そして離れていく経験もしました。その時には、複数のメンバーが離れていく中で自身の人間性そのものが否定されているような感覚だったことを思い出します。正直に言えば、オフィスに出社することも気が重く、つらい日々でした。

 収益的に大きな課題を抱え資金繰りに窮した時には、「人生最大のピンチだ」と思いました。父親に頭を下げて資金をなんとか確保してつないでいたこともありました。あるいは、大口の取引先と契約上の大きなトラブルになり、入金されるかどうかわからない、という深刻な事態もありました。仮に契約が解除されればひとたまりもなく、バンザイ(経営破綻)することを考えたりもしていました。「人生最大のピンチだ」と思いましたし、実際に文字通り食事も喉を通らない日々を過ごし、痩せたこともありました。このように、「人生最大のピンチだ」と思うような困難にも何度もぶつかってきました。

 「ピンチ」を前にすると、自身の力の限り=キャパの限界を思い知らされます。ただ、それも自身の力を自覚するということで、とても大事なことですよね。ピンチに出会うからこそ、自身のキャパを知ることができるのです。

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