《このたび満島ひかりが弊社を離れ、フリーとして活動していくことになりましたことをお知らせいたします》
 
3月1日、女優の満島ひかり(32)が所属事務所『ユマニテ』から独立したことが公式HPで発表された。
 
満島といえば97年、歌手グループ『Folder』の一員として芸能界デビューし、03年から女優業に転向。『ユマニテ』に移籍した09年から頭角を現し始め、同年には園子温監督(56)の話題作『愛のむきだし』に出演。以来、“演技派女優”の地位を確立していった。昨年にも、ドラマ『カルテット』(TBS系)に出演し、その高い演技力が再注目されたばかり。そんな9年間も苦楽を共にしてきた事務所といったい何があったのか――。
 
「以前から、彼女と事務所の関係はあまりうまくいっていませんでした。この数年のうちにマネージャーが立て続けに変わったほど。『作品そのものだけを評価してほしい』と考える満島さんは、基本的に舞台やドラマのPRには協力しません。でも、昨夏に所属事務所が制作した映画『浜辺の生と死』で彼女は主演を務め、本来ならやりたくない宣伝的な仕事をたくさん任されてしまった。そこから少しずつ不満が溜まっていったと聞いています」(映画関係者)
 
それでも恩義を感じ、事務所との決別だけは避けてきた満島。だが、彼女の“意外な願望”が今回の独立を後押しすることに――。
 
「2年ほど前、彼女は『子どもがほしいけど、事務所が仕事を入れてくるから、なかなかタイミングがないんだよね』と周囲に漏らしていました。当時の夫だった石井裕也監督(34)とはもう離婚していますが、結婚や出産についても自分のタイミングで決めたいと改めて思ったのでしょう」(芸能関係者)
 
今後はマネージャーをつけず、1人で活動していく予定だという。
 
「周囲からは『仕事が減ってしまうのでは』と心配されているようですが、彼女はそれも覚悟のうえ。とはいえ、舞台や映画、ドラマなど、すでに2年先まで仕事が決まっています。実力のある彼女なら、きっとこれからもやっていけますよ」(前出・芸能関係者)
 
32歳、裸一貫の再出発。たとえ茨の道となっても、たくましく歩み続けてほしい――。