これまで海外7か国に住み、海外事情や異国文化に関する執筆も多いイギリス在住のライター、ボッティング大田朋子さん。今回は、食卓にあと1品ほしいというときに、家にあるものでサッとつくれるお役立ち海外レシピを教えてくれました。いつもの食材が、簡単な調理だけで味も見た目も格上げ!

いつも家にある材料でできる、わが家で大活躍中のメニューを2つ紹介させてください。友人から教えてもらったもので、どちらも食卓にもう1品というときや、家族やお友達がおうちご飯に来てくれるときに大活躍するメニューです!


1つ目は「ポム・ドフィノワ」、ひと言でいえば「ポテトグラタン」!
容器にジャガイモを重ねて牛乳または生クリームで浸し、オーブンで焼くだけ、と簡単なのに見た目が華やか。ボリュームもあるので、子どもイベント関係の持ち寄り品としてもイケます! もともとはフランス南東部のドフィネ地方の郷土料理です。 

基本材料はジャガイモと牛乳または生クリームだけ。濃厚に仕上げたいときは、チーズもあるといいですね。【つくり方】

(1) ジャガイモは皮をむいて輪切りにします。ポイントは、ここで水にさらさないこと! ジャガイモから出るでんぷん質がソースを濃厚にしてくれるからです。

(2) 耐熱容器にうすくオリーブオイルを伸ばします。目分量で大丈夫ですが小さじ2が目安。

ここでオリーブオイルの代わりにバターやニンニクを塗るのも風味が出てグッドです。ジャガイモと相性がいいローズマリー入りのオイルを使ったり少量のナツメグをかけるなどアレンジが楽しめます!


(3) 輪切りにしたジャガイモをできるだけ重ならないように容器に並べ、牛乳(または生クリーム)をかけて、仕上げに塩コショウをします。(4) 180度に予熱したオーブンに入れて20分程焼くだけ!


チーズを加える場合、最初から入れて焼き始めてもいいですし、面倒でなければ、10分くらいしてから一度取り出してチーズをのせると、焦げる心配がありません。
(5) ジャガイモがやわらかくなれば完成です。
分量ですが、メインとしてつくるときは、1人につきジャガイモ1個が目安。牛乳や生クリームはジャガイモ1個につき100ccが目安ですが、「ジャガイモがつかるくらい」といった目分量で大丈夫です。

うちではメインのつけ合わせとして出すときには牛乳だけ、チーズなしでつくります。メインのひとつとしてつくるときは、生クリーム(または牛乳と生クリーム半分ずつ)を使ってチーズもたっぷりかけ濃厚仕上げで!
もう一品は、「カマンベールのはちみつがけ」。
カマンベールチーズに切り込みを入れて耐熱容器に入れ、はちみつをまわしかけてオーブンかオーブントースターで焼くだけ。中身がとろけだすのがイヤな人は、焼いたあとにカットしてください。

カマンベールチーズにハチミツをかけるだけでもすごくおいしいし、カマンベールチーズをあたためてフォンデュにしてもイケますが、「とろけさせたカマンベールにはちみつ」というのが、ハマるんです! ブラックペッパーをかけても合いますよ。

トーストにのせたら子どものスナックに、カナッペにしたらおもてなし料理にもなります。
どちらもそろえる材料も調理も簡単なのに、見た目は豪華でおいしい、コストパフォーマンスもよい一品です。ぜひお試しください。

●教えてくれた人
【ボッティング大田朋子さん】
同志社大学商学部卒。ドイツ、インド、メキシコ、アルゼンチンで外資勤務、起業の後、2011年からスペインへ。現在イギリス在住。執筆参加著書に『値段から世界が見える!日本よりこんなに安い国、高い国 』(朝日新書刊)など多数。英国人パートナーと多言語を話す息子、娘の4人暮らし。ブログ「世界が拠点な生き方☆世界が拠点な子育て」を更新中